いろんなものを時間軸で並べて見てみると面白そうだ~longflyt.comを使ってみた
eventcast(イベントキャスト)を運営している市場社長からメールが着て、longflyt.comという各サイトのブックマーク状況を時系列的に表示するサービスを一般公開したとのこと。早速試してみた。
サイトにジャンプしてみるとシンプルなURLの入力フォームがひとつ設置してあるだけ。ここにURLを入力するとそのURLに対するはてなブックマーク、Buzzurl、livedoorクリップでのブックマークブックマーク推移(青)、30日間の移動平均(赤)、60日間の移動平均がグラフにされて表示される。
これで何がわかるかというと、ブログでいう評判検索のようにブックマークでの盛り上がりの推移がわかる。他には例えば先日公開された「はてなブックマーク - じわじわ来てるエントリー」なんかで紹介しているエントリーがどう変化しているかを見ることができる。例えば「Windows XP SP2 サービス一覧」という便利なエントリーの1年間の推移を見たのがこれ。こうやってタイムチャートにマッピングすると確かにジワジワというのが目に見える。
残念ながら今のところURLは入力されたものを対象に集計し前方一致には対応していない。だから例えばうちのブログのこれはブログ本体のURLのこれとは別にカウントされてしまう。他にもブックマークだけでなく、リンク数やアクセス数のグラフ、あるいはその中でよく使われる単語を評判検索にかけて出てくるブログでの言及数などをこのグラフに重ね合わせるとマーケティング的にもっと活用できそうに思う。一応このあたりの改良はリクエストしておいたので、今後更にバージョンアップしてくれると思う。バージョンアップしたらまたここで紹介すると共に新しい使い方を考えてみたい。
さてもしかすると、私の気のせいかもしれないが今年になってからこのタイムラインとか時間軸による情報の可視化手法なんてのがいろいろ出て来ている。以前に紹介した、@niftyラボのソーシャルタイムラインともそうだし、先日登場したやまざきメソッドというのもその類に入ると思う。
そしてこういった時間軸による可視化手法を企業内での情報整理に活用できないかというのが最近の私の大きな興味分野のひとつだ。今までの企業内での情報整理や情報分類の手法はたいていそのコンテンツに書いてある内容や作成した人、あるいは作成場所といった属性を使ったもので、時間という概念を取り入れたものは案外少ない。一応個人の分野では超整理法という素晴らしい整理法があるが、組織内になると有効期限や保管期限といった管理用の項目があるくらいだ。しいていえばエンタープライズサーチでの検索時に更新日付で絞り込んだり更新順にソートするくらいか。
冒頭で紹介したlongflyt.comだけでなく、イベントキャスト本体も含めてこうしたいろいろな時間軸を使って情報の可視化を行っているサイトを見て回っている。いろいろなものをいろいろな手法で並べてみてみると何か気づくのではないかと思って。
今のところまだ良いアイデアは浮かんでいないが、もし何かに気づいたらこのブログに書いてみてブラッシュアップしてみたい。
もし時間軸を使った面白いサイトや図を見かけたら是非紹介してください。