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ブロックチェーンで持続可能な社会を作るための基金を作ろう

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仮想通貨の議論はしばしば、市場の暴落や不安定さ、業界の規制などの話で持ちきりになってしまう。これらの話は仮想通貨を俯瞰したときに見落とせない事実ではあるが、的を獲ていない。本来議論されるべきは、本当に人々がブロックチェーンの重要さを理解しているか、またその技術がこれまでの私たちの在り方変えるものであるか、ということである。デジタル世界との交流の在り方や方法を変えることこそが、ブロックチェーンが与えるインパクトである。その技術は、より公正で透明な社会を作りうる可能性を秘めている。

投機や規制の動きばかりに気を取られている人がいる一方で、本質を知っている人たちは、ブロックチェーンが人類全体にどのような影響をもたらすことができるかということを考えている。Givethのようなプラットフォームは、非中央化の特性を使い、寄付を正しい場所へと届けることを補償している。2016年、イギリス国内の調査によると、チャリティによる詐欺は800件にも上るという。この警察による報告というのは全体の犯罪の中の断片にしかすぎない。赤十字でさえもその不透明さが非難の的になっている。Givethのようなプラットフォームはドナーにとって、よりフレンドリーな環境を作り上げている。.

さらには、ブロックチェーンは、もはやチャリティや寄付の要らない世界を作りあげるかもしれない。現在地球上には、全人口の約半分近い30億人以上の人々が一日2.5ドル以下で暮らしており、そのうち13億人は一日1.25ドル以下で生き抜く極貧状態である。しかしながら、Mannabaseのように全世界ベーシックインカム(UBI)を、彼らの発行する仮想通貨に参加する人たちへ導入しようと試みるプラットホームは、この問題解決の糸口になるかもしれない。資本や現代の恩恵が全く受けられないような「エコビレッジ」は、 NuMundo というプラットホームによって、村民に都市のような豊富な選択肢を与え、素晴らしい体験を得ることになる。この働きは世界の貧困層に属している人々をその層から抜け出させることになるはずだ。

より大きなスケールでは、貧困層ではないが、死ぬまで生きるためにお金を稼ぐような生活はしたくないという人々に、ブロックチェーンはポジティブな影響を与える。NativeToken というプラットホームはコミュニティに独自のトークンを配り、自立経済をコミュニティの範囲内で作り上げることを助長し、一方で他のコミュニティともグローバルに繋がれるという流動性のあるネットワークを作っている。この結果として、部族のような機能的な非中央集権化のコミュニティを作り上げることができる。この技術は、小さなコミュニティであっても自立した経済を作り上げるので、そこに住む人々たちに、以前成り立っていた「村」の様相に回帰することを可能にする。つまりは、現在過疎問題を抱えている日本の地方に対しての処方箋ともなりえるのだ。

そして、ここで持続可能な社会という世界的な目標を達成するためのブロックチェーンをベースにした企業を見てみる。LUXCHAINは非中央集権型の承認プロセス解決策を提供している。その解決策は個人的高級品産業の力になっている。その企業は、高級中古品市場における、商品の品質保証の立証の基準を打ち立てるという事業内容によって急速に成長した。この市場は過去最近20年間で、3兆ドルもの価値に達している。LUXCHAINの事業の背景には、AIによって算出される、世界中の高級中古品価格指標の誕生の存在に加え、どうにかして高級品の寿命を延ばせないかという目的の二つがある。価格指標が打ち立てられることによって、それらの商品がどのくらいの価値があるのかの追跡が可能になり、人々がタンスにしまっておいた価値ある高級商品を取り出し、中古品として売りに出してくれるという期待がある。付け加えて、この解決方法はファッション、高級品業界全体の二酸化炭素排出量を10%カットできるという利点もあるのだ。このデジタルアセットのシステムを根付かせることによって、人々は最大に価値があるものを入手することができ、バイヤーたちにも本物の商品を購入しているのだと立証させることができる。そして、最終的に購入した本人の下へ安全で確かな商品が届けられるようになるのだ。

近年、より多くの人がオンラインで物を売買しているという状況はデジタルアセットのシステムの存在感をさらに強めている。(イーコマースの世界的な市場価値は2016におよそ2兆ドルにもなっている)そして、このシステムは単に高級品だけのものではない。これはあらゆる商品を売買するあらゆる産業の持続可能な取り組みに利益をもたらす。

従って、我々は短期間による仮想通貨の暴落ばかりに気を取られるのはやめにしなければならない。むしろ、投資家たちはブロックチェーンという技術の価値をもっと評価するべきなのである。例)現代で生じる問題や持続可能な社会に向けた人類のための根本的な問題の解決としてのブロックチェーンの活用。

上記にあるように、解決への道のりとその技術はすでに作り出されている。そして今こそがその技術の利点を取って、問題解決に向けてみんなで実行する時なのである。

それぞれのコミュニティは、中央集権による圧力や制限に縛られることなく、それぞれが自分たちのやりたいように、コミュニティを組織立てることが許されているのだ。今もしこの機会を見逃したならば、今後の世代にとって大きな負担を残すことになりうるだろう。

私たちはそれぞれのコミュニティにもっと独立してもらい、自分たちでその舵を切って行くことを勧め、世界全体の経済に利益を出していかなければならない。よりたくさんのグループが誕生し、より大きな力が生まれ、より多くのことをする世界ではそれが可能になるのだ。例えばマサチューセッツ州で受け入れられたBerkshares という独自仮想通貨のモデルは、農産業に関わる地元の人たちにより大きな利益をもたらし、自分たちの経済活動を持続可能なものにする事ができた。2006年の開始からこれまで、のべ130000ドル分のberkshareが出回り、400件以上の地元のビジネスがその通貨を受け入れ可能にした。これは、比較的地域的で、小さな枠組みの中の成功例であり、これこそがコミュニティが独自で利益を生むという典型的な例となっている。

古来から、人道的な取り組みのプロジェクトは、一般的な投資家たちにとって興味がない。なぜなら彼らは短い期間で利益を得ることに重きを置いているからだ。これだからこそ、我々は良心的な資本主義へと前進しなければならないのだ。ここで言う良心的な資本主義とは、全てはお金のためにという現在の資本主義のあり方を超え、もちろん経済的なインセンティブはあるけれども、プライオリティーは共通の課題を全員で解くというものである。

その上、もう一つの懸念として挙げられるのは、ビジネスとシェアホルダーの分裂である。シェアホルダーは自分のリターンを最大限にすることを優先にする。もちろんこれは当たり前のことだが、関わっているそのビジネスが世界に良い影響を与えようがそうでなかろうが無関心である。しかしながら、トークンを発行することの面白い要素というのは、投資家とそのユーザへのリターンが全く同じだというところなのである。経済圏が大きくなるにつれて、そのトークンの価値はさらに上昇する。これは慈悲深いプロジェクトこそ確かに成長するということの証明になるのだ。

QTUM のPatrick Daiはこう語った。「人々はみな、トークンによって動機づけられ、その機関やコミュニティに貢献するようになってくる。人々はそのエコシステムの中でより一生懸命働いた分だけ、恩恵を受けることになるからだ。人々は少しだけのリスクを抱えることで大きなリターンを望むことができる。中古品市場の売買のおかげで、流動性があり、かつ、みんなのリスクを下げさせることが可能になるのだ。トークンは本当に平等なリターンを供給する。例)プロジェクトが人道的であったり、持続可能なものであったりするときに、人々はその商品やものの価値を最大限にするインセンティブが働く。

私たちには自由意志が与えられ、どこに自分の資本を投入するのかという決定を自分で決めることができなければならないはずである。このような方法を通して行うイノベーションのシフトは、この新しいテクノロジーや方法に寛大なアプローチをする人にこそより大きな利益を与えることになるのだ。

今こそが、明るい未来のために集団として考え、共に働くときである。

文 Kenny Au

訳 菅井 脩

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