学校裏サイト記事で知り合った「はてな村の若者20人」と飲んでみた
「私の学校裏サイト記事を茶化した(disった)「はてなブロガー有村さん」の記事にコメントしてみた」 の続きである。
既に、多くの方がこの飲み会についてブログに書いてくれているが、「けんじろうさんの視点でのレポート」を期待している声があったので、私の行動を中心に書きたい。
<飲むことについて>
今回は、はじめて「はてな村」の若者(たぶん)たちと飲めることになった。メンバーは有村さんのブログサイトを愛用している3人の女性を含む20人と飲んで語りあうことが出来るのだ。それも、マッチョ対はてな軍団ではなく、ほぼ全員が初顔合わせだ。
私は毎日のようにIBM以外の人と飲んでいる。 仕事上の付き合いのある取引先はもちろんだが、ミクシーやWizliなどのSNSのコミュニティや仕事でメールでやり取りした人、私が住んでいる近所の人、子供達の学校や部活で知り合った人、そして、月に1回だが当社の社員と取引先の社員での合コンなどである。
しかし、今回は、私には異次元の人たちだ。 こんな楽しいことはないではないか。
以前、私のマンションの上の階の子供が夜中に走り回ってうるさかった時に、そこのお父さんを飲みに連れ出して、酔っ払ってから協力をお願いしたことがあった。 シチュエーションは似ているが、今回は「何の目的もない」という意味ではまったく異なるだろう。
<メイド喫茶ならぬメイド居酒屋>
うちの孫さん似のリーダーに有村さんのサイトを見てもらい、この人たちに合った20人程度が入れる、リーズナブルで、面白い場所がないか聞くと、銀座にある「FANTASY DINING 迷宮の国のアリス」を紹介してくれた。 早速、ぐるなびクーポンが使える「ワンダーランドコース+2時間飲み放題」4000円を予約した。
7時20分集合、7時30分開始で案内していたが、初めて来る店なので少し早めの6時50分に店に到着した。 銀座らしい古く狭いエレベーターで店まで上り、扉が開くといきなりメイドさんがお出迎えだ。 こんな感じ→迷宮の国のアリス 女性制服 http://shop-emily.com/shopdetail/008000000002/order/
思わずエレベーターの「閉」を押してドアを閉めたが、気とりなおして店に入る。 メイド喫茶には一度行って見たいとは思っていたが、スーツ姿の中年男には少し場違いかと思った。
メイドさんが笑顔で「ガラスの国」という部屋に案内してくれる。 テーブルがガラスである以外は、ガラスにちなんだ装飾はない。 とりあえず、
席替えが出来るか、
荷物を置く場所、
非常口、トイレの場所、
タバコを吸う人がいた場合にどこに座らせるか
などを確認し、
メイドさんに20名になる可能性もあることを伝えて、
時間延長の料金などを確認し、
場が盛り上がらない時用に常備している「1万円札をボールペンで刺す」などのマジックを再点検
などをした後、パソコンを広げて「ガラスの部屋」で残りの仕事を片付けた。
この店で最も大きな20人の部屋(先着20人で締め切った)をとったが、こういう初めての人ばかり会う飲み会の場合は歩留まり約91%が参加目安になることから、18名で予約してあった。(実際に18名だった)
突然の仕事が出来たり、当日になって、面倒くさくなって仕事を言い訳にして来なくなる人(気持ちはわかる)もいるのである。 あ、シロクマさんは本当に仕事です。はい。
<有村さんと対面>
7時20分になり、エレベーターでビルの一階に下りると、一人の若者がたっていた。 有村さんだった。 私と違いブログの写真の通りのかっちょいい青年だが、よく考えれば29歳だ。 私とひと周りしか変らない。 フリーライターだから若々しくいられるのかと思いながら、挨拶する。
まだ、結婚していないらしい。 いや、バーチャルな世界では結婚していることが、飲み会の中でわかった。 幸せな結婚生活を送って欲しいものだ。
<飲み会開始!>
時間通りにほぼ全員がそろい、乾杯。
自己紹介を順番にして、さっそくワイワイガヤガヤと雑談が続く。
参加者がとってくれた写真→ http://www.flickr.com/photos/25465522@N07/sets/72157605457742720/show/with/2555719572/
コースの料理が出てくるたびに、メイドさんが、たどたどしく料理の紹介とクイズを出していくが、私には何のことだかまったくわからない。(このメイドさんは今回の参加者の一人と元同僚だったらしく、メイドさんが焦っていた)
以下の写真の一番前でネクタイしている脂ぎった顔が私で、私の肩に顔をのせているのが有村さんだ。
飲み会では、学校裏サイトの件は、「なぜ、学校に連絡しなかったのか?」などいくつか質問が出たものに答えたぐらいで、99%の会話は雑談だったと思うが、とても楽しく騒がしい飲み会となったという記憶しかなく、いつもながら内容は覚えていない。
名刺交換会も行った。 なぜか名刺を持っていない人もいた。 私もメインの名刺を忘れた。
名刺を見ると、
Bigな日本の印刷会社、超大手のマンガ・雑誌会社、ブログサイトの管理人、私が昔いた国産コンピューターメーカー、東大現役、東大OB、大手IT雑誌会社、大手商社と大手塾が作った会社、最大手の携帯電話会社、ゲームソフトプログラマー、Webコンテンツ技術者、フリーラーターなどなど、様々な企業で働く20歳(私の娘と変らない)から45歳の男女だった。
参加された皆さんが、この会の様子と私の印象を書いてくれたので、見ていただきたい。
・情報収集の最効率化 - 「吉田メソッド」http://nishioka-blog.com/2008/06/post_183.html
・マッチョ飲みに行ってきた http://desk-theory.jugem.jp/?eid=215
・マッチョりした結果がこれだよ!! http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20080610/1213136243
・マッチョと飲んだ http://otashimasho.com/2008/06/post_254.html
・マッチョ飲み会に行ってきました http://d.hatena.ne.jp/diachronic/20080605/1212682668
・そういえばマ会(マッチョ飲み会)に行ってきましたhttp://d.hatena.ne.jp/muchikin/20080608/1212938674
<飲み会の時に考えていたことと、目的>
上記で書かれていない、私の視点で私が何を考えていたかを書きたい。
飲んでいる最中は、
・話題に入れず、壁やグラスと会話している人がいないか?
・話題が尽きたところがないか?
・お酒は足りているか?
などを時々チェックする以外は、とにかく会話を楽しんだ。
多少の議論になろうがなんだろうが、会話が継続されてれば良いと思っていた。とにかく顔を合わせて会話をすることが重要なのだ。
途中、ちょっと感じる部分があり、一度だけ席替えを行った。 それほど話さないが、うまく話題を提供している4人を入れ替えた。
私は、飲んで、話しながら若者たちそれぞれに
・それぞれが将来どんなことしたいのか?
・結婚観や人生観
・仕事についての考え方
・何に興味があるのか
・私にはない、どんな特種能力を持っているのか
などを聴いた(こんなにダイレクトに質問しないが)。
この会で何を話をしたか、ほとんどを覚えていないが、それぞれの人についてだけは覚えている。 自分が座っている位置に名前を書いてもらった紙を見ながら話をして名前と凄さを覚え、それぞれと話した内容を後からメモした。
忘れそうだと思ったときにはトイレに行ってメモした。
話しながら、
・この人と一緒にこんなことをやれるかも
・この4人で会社作ったら何か凄いことができないか?
・誰かがシナリオ書いて、有村さんが漫画にするなんてこともできるかも
・彼女はとてもよいお母さんになりそうだから合コンの時は必ず誘おう
などを考え、それぞれの人が、どのような分野のことを楽しんでやれそうかも考えていた。
しかし、そんなことを考えるために飲んだのではない。
単に人と飲んでそれぞれの人生や価値観を聴き、自分の考えや価値観をぶつけることが楽しいのだ。
また、今後、顔をあわせなくても、ブログやメールなどで、気軽にやり取りが出来るように、柔らかい信頼関係を作っておきたかった。 だから、飲んだときの話題は何でもいいのだ。
とにかく、一度会って、とことん「馴染んで」おけば、あとは、ブログやメールなどでいくらでもコミュニケーションがとれる。
「吉田さんは、ああいう性格だから、これはいい意味で書いてるんだろう」とか「ははは、彼だったら確かにやりそうだ。いい意味で。」と、お互いに行間部分を頭の中で補完しながらコミュニケーションがとれるのである。
まあ、とにかく楽しかったのでそれでいいと思う。 皆もまた飲みたいと言ってくれているので、当社の女性(男性)との合コンでもセットしてみたい。
<閉会>
2時間の予定で予約していたが、結局、時間を超過して3時間いっぱい飲んだ。
みんなで記念写真をとってお開きとなった。
http://www.flickr.com/photos/25465522@N07/2555719494/sizes/l/in/set-72157605457742720/
学生が一人いることに気がついていたので「学生の分は俺が払うよ~」と言うと、なんと4人も手があがる。 東大、早大などに在学中だそうだ。 おっと、自分の分も含めて2万5千円。 iPod touch買うより、彼らと飲んだこの時間と、これからの可能性の方が価値があると考えれば、安いものだ。
<今回の飲み会に来てくれた皆様へ>
私にとって、皆さんとの出会いと会話は至極の時間でした。 これからリーダーとして社会人として、父、母として、様々なことがあるだろうが、”本当”に困ったとき、本気で悩んだときには、ぜひ、連絡してほしい。 お金以外で力になれるものがあれば挑戦したいと思っている。
そして、私がピンチになったときには、気が向けば力を貸して欲しい。
今回のような出会いとコラボレーションの機会が私の残りの人生を豊かにしてくれると私は信じている。 「面白き、事もなき世を、面白く」してくれるのだ。 これからもコラボってほしい。 ありがとう。
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