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働き方改革実行計画って何?~長時間労働の是正~

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こんにちは。師走も半分過ぎました、皆様いかがお過ごしでしょうか。さて、今回も働き方改革実行計画についてご紹介していきます。前回、働き方改革の実現に向けた検討テーマの「賃金引上げと労働生産性向上」と対応策についてご紹介しました。今回は別の検討テーマである「長時間労働の是正」と対応策についてご紹介していきます。


■3.長時間労働の是正


厚生労働省によると、日本は欧州諸国と比較して年平均労働時間が長く、長時間労働者の割合が多いそうです。また、長時間労働者の構成比において、労働時間が49時間以上の層が、相当高くなっています。また、この20年間日本のフルタイム労働者の労働時間は横ばいなのだそうです。

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出典:「我が国における時間外労働の現状」(厚生労働省) (http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11201000-Roudoukijunkyoku-Soumuka/0000136357.pdf)を加工して作成

ブラック企業や過労自殺などの社会的な問題や、少子化による人手不足問題、病気治療・子育て・介護などと仕事を無理なく両立できるためには、長時間労働の是正が必要です。政府は、この「長時間労働の是正」の対応策として、次の対応策を定めました。

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・法改正による時間外労働の上限規制の導入

いわゆる36協定でも越えることのできない罰則付きの時間外労働の上限規制が導入され、以下の違反があった場合には罰則を科していくそうです。

●時間外労働時間は、原則「月45時間、年360時間」

●特例ありでも上回ることができない時間外労働時間は、年720時間(=月平均60時間)

ただし、

●2,3,4,5,6ヶ月の平均で80時間以内(休日労働含む)

●単月で、100時間未満(休日労働含む)

●原則の月45時間を上回る特例の回数は、年半分を上回らないように、年6回が上限

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※上記のような労働時間条件に馴染まない、自動車の運転業務や建設事業、医療、新技術研究開発などの業務などについては、残業時間上限について例外事項があるそうです。

出典:「働き方改革実行計画」(首相官邸) (https://www.kantei.go.jp/jp/headline/pdf/20170328/01.pdf)を加工して作成

・勤務間インターバル制度導入に向けた環境整備

前日の終業時刻と翌日の始業時刻の間に一定時間のインターバルを設け、従業員の休息時間を確保しようとするものです。

・健康で働きやすい職場環境の整備

メンタルヘルス、パワーハラスメント防止対策の取り組み強化、産業医の機能強化などにより労働者が健康に働くための職場環境の整備を行っていくそうです。

次回も働き方改革実行計画の検討テーマと対応策についてご紹介していきます。

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