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夏の収穫、悲願のプロボノ IABC World Conference 2022開催報告

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台風に耐えながら秋の恵みを願い、敬老の日を前にする長い週末です。世界規模で日常が様変わりしたコロナ禍も、早2年半を数えたこの過ぎし夏。わたしたちグローバルNPO、IABC(国際ビジネスコミュニケーター協会)は、悲願の年次総会 IABC World Conference 2022 をニューヨークで開催することができました。
わたしも微力ながら貢献したYouTube告知内容が実現した瞬間でした。

グローバル組織の機微に触れる

世界7000名ほどで構成するIABCは、個人や法人の会員費が主な原資のボランティア団体です。マーケティング、コミュニケーション分野で職歴は25年を超えるわたしの場合、この10年で出産と育児に伴う仕事の中断からくる不安や恐れから、自分を見つめ直しキャリアにおける鍛錬の場を求めて約5年前にIABCと出会いました。
2020年以降は、受け身で学ぶだけでなく、自分自身もDEI Webinarなど国内外の登壇や執筆で貢献する機会が増えました。

この夏までの1年は、日本・アジア太平洋・グローバル規模と3段階のボランティアを平行することで、決して一人ではできない多面的な経験を得ました。

そこで今回、会期の2日前、6月25日(土)に現地入り。まずは地域職のAPACボード代表として勉強会 Learning Instituteに出席。世界各地の課題を理解し、さまざまな解決の手法と施策を検証、メンバーシップ、マーケティングなどの議論を重ねました。
続く慰労会では様々なチャプターの成功事例の受賞発表に触れました。

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会期前日の6月26日(日)は、役員による年次総会 Annual General Meetingが開催。新人事の発表、定款の更新、質疑応答の後、本カンファレンスの運営委員会(Program Advisory Comittee:PAC)としてレセプションパーティーに出席。

こうして事前の2日にわたり、多様な地域、組織の異なるニーズ、機微に触れました。

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デジタルのマスタークラス

さらに、Dr. Lilian Ajayi Ore, Ed.Dの講義とワークショップを交えたDigital Communication Strategy Masterclassを受講。実践的なデジタルマーケティング戦略事例を習得しました。

参加者はいずれも職歴数十年クラスの経験者たちなので、わたしも実例に沿って悩みを共有し、的確なアドバイスをもらいました。

また、講師の観点でも、3時間を飽きさせない授業の組み立てに触れ、得るものが大きいインタラクティブな時間でした。

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キーノートの肉声に感涙

本番の6月27日(月)~29日(水)は、初日と最終日の基調講演(キーノート)が印象的でした。マイクロソフトからCorporate Vice President of CommunicationsのFrank Shaw氏、弊社エデルマンからU.S. Chief Executive OfficerのLisa Osborne Rossが登壇。

グローバル拠点の経営幹部が、社内を結束させ危機を切り抜けるためのCEOのメッセージ、社員を統括するための肉声など、コミュニケーションの極意を語りました。

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弊社Lisaの基調講演は、最前列で聞きながら感極まって涙が止まらず。
わたし自身、まだ社歴が浅いながらもエデルマンであることに誇りを覚えました。

カンファレンスの合間に本社に立ち寄ってグローバルの同僚に会う機会をいただき、東京と13時間の時差を活かしてホテルで仕事をしながら、ボランティアの時間を費やせる。
その貴重さ、ありがたさが身に沁みました。

立ち見のセッションをモデレート

また、わたし自身もセッションモデレーターとして、Rob Biesenbach氏の「Advanced Storytelling Techniques That Make Good Stories Great」をホスト。Rob氏のエージェンシー出身、俳優という背景を活かし、多様な場面におけるそれぞれのストーリーテリングの戦略、戦術を解説したセッションの人気に安堵。立ち見客を心配し、質問にもぶら下がりにも丁寧に答えるその人柄にも大きく魅了されました。

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現場に敏感でいられるかがカギ

こうした様々な場面で、マーケティングもコミュニケーションも、いかに現場に敏感でなければならいかが語られました。そしてリーダーシップを示す広い視野を持たなければ、容赦ない変化にむやみに翻弄されかねないかを思い知ります。

この1年かけてコラボレーションしてきた仲間と、ようやく画面を出て出会えたことは、じわじわと迫りくる感動を呼びました。世界各地のリーダーたちの、日常のふるまいや言葉遣いの中に、苦労や困難を受け入れて昇華できる笑いとユーモアの力が宿っていることを感じ取りました。

今だからようやく口にできる、どん底をかいくぐって仕事を続けて来たこれまでを振り返り、ビジネスコミュニケーションの価値を改めて深く腹落ちする機会となりました。

次回の IABC World Coference 2023 は2023年64日~7日のトロント開催が決定しています。

1年後に自分たちのチーム、ビジネス、キャリアがより成長できているよう、精進を心に誓うのです。

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