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グローバル化する中で日本人はどのようにサバイバルすればよいのか。子ども×ICT教育×発達心理をキーワードに考えます。

『稚児いま参り研究』を出版しました(PR)

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このたび日本文学研究者として『稚児いま参り研究』という本を出版させていただきました。『稚児いま参り』は室町時代末期に成立したお伽草子です。女装して内大臣家の姫君の女房になる稚児や兜率天往生する尼天狗が登場する作品です。

参考:片岡麻実『稚児いま参り研究

※上記書籍のリンクURLはAmazonアソシエイトのリンクを使用しています。

本の内容は以下の通りです。

【目次】

はじめに 9

和歌受容にみる『稚児いま参り』成立私考

  • 『稚児いま参り』における研究史概括 11
  • 一、『時慶卿記』と奈良絵本『ちごいま』 15
  • 二、鎌倉時代物語との類似 19
  • 三、離別の和歌と重衡の和歌 24
  • 四、「底の水屑」にみる平家取り 31
  • 五、『平家物語』の女君と奈良絵本『ちごいま』 37
  • おわりに 41

『稚児いま参り』における尼天狗像私考

  • はじめに 52
  • 一、尼天狗の文学史 54
  • 二、『稚児いま参り』の尼天狗と『花世の姫』 59
  • 三、奈良絵本における尼天狗の人間化 63
  • 四、『平家物語』灌頂巻との関連 69
  • 五、竜から受けた影響 73
  • おわりに 78

Amazonでは「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。」と表示されていますが、それは注文されてから印刷する形式になっているためと思われます。国会図書館でもお読みいただけます。

▼『稚児いま参り研究』-国立国会図書館
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I030530102-00

マンガ『鬼滅の刃』の影響で鬼や妖怪が注目を集めています。本書のように「尼天狗」を主題にして考察している本は、日本でもあまりないと思います。もしよろしければご一読いただき、ご意見をいただけましたら幸いです。何卒、よろしくお願いいたします。

【追記】2023年9月28日

本書はおかげさまで発売一か月で在庫を全て販売することができ、ただいまは在庫切れとなっております。今後、さらに論文を追加した増補改訂版を出版したいと考えているため、増刷は行わない予定です。増補改訂版を出版した際にはまたお知らせをさせていただこうと思います。

なお本書は国立国会図書館や国文学資料館等でお読みいただくことができます。お手数をおかけいたしますが、何とぞ、よろしくお願いいたします。


編集履歴:2023.9.28 16:15 冒頭の一文に「日本文学研究者として」「【目次】」を追加。追記も追加。「お伽草子で、」を「御伽草子です。」に修正。

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