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CRMシステム作っている会社に勤めるシステムエンジニアの日記帳。

渋谷から六本木ヒルズまで歩いて、そこから南下して赤羽橋から東京タワーを見た。

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トモダチに誘われて「meet-me」を始めてみた。meet-meとは、株式会社ココアが運営するメタバース(仮想3D空間)だ。実際の東京の地図を元に世界が作られているそうで、実在のランドマークも実在と同じ場所に建っているらしい。

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アカウントの作成は無料。キャラクターを作ると、世田谷のマンションの一室からスタートした。オレも東京出張は多いけど、ほとんどのお客さんが山手線内にいるため、世田谷区がどこにあるかわからない。画面に表示されている地図を見ると、新宿の西のあたりであることは理解した。マンションを出ると広大な更地に、ぽつぽつと他のマンションが建っている。ログインしたのは夜の12時前だったが、世田谷にボクの他に人影はなかった。

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「meet-me」なんだからやっぱり誰かに会いたい。更地をうろうろしているとバス停を見つけたので、とりあえずよく知っている渋谷までバスで出ることにした。meet-meに再現された深夜の渋谷の駅前。相変わらず人がいない。そういえば昔、渋谷の駅から東に歩いてライブハウスに行ったことあったっな。そんなことを思い出しながら、首都高沿いに東に歩いてみた。首都高の両サイドは相変わらず更地だったが、何となく現れたトンネルには見覚えがあった。なかなかリアルだなと感心する。ライブハウスはなかったが、しばらくすると六本木ヒルズが見えてきた。

基本・大阪人なので、知ってる東京のポイントは少ない。次に自分がよく利用する地下鉄の駅「赤羽橋」を目指してみたが、六本木から都営大江戸線が開通していなかった。バス停を見つけたので再びバスに乗ってみると、一番近いバス停は麻布十番のようだ。とりあえずそこまでバスで行って、赤羽橋までは歩いて行く(実際のアバターはどこまでもダッシュで走ってくれる)ことにする。

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どれだけ歩いた(走った)ことだろう。何となく見覚えのある「赤羽橋」の交差点についた。繰り返すが、都営大江戸線が開通していないから、そこに駅の姿はない。が、交差点の右には、よく見かける三田国際ビルが、左には東京タワーが見える。南の方に見えるのは……NECの本社ビルだな。ちなみに麻布十番から赤羽橋まで、やっぱり誰ともすれ違わなかった。ちなみに赤羽橋を南下すると、三田の付近にうちの会社の東京事務所があるんだが、やっぱりそこは更地だった。いつかここの土地を買って(meet-meの土地って買えるんだろうか)、事務所を建ててみたい。

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そんなわけで、オレの「meet-me」ファーストインプレッション。至る所に更地が広がっているのは寂しいが、土地勘があると「リアルだなー」と感心出来る。確かにいつもの場所にいつもの建物があるのだ。だが、いかんせん、人とすれ違わないのが寂しい。このままでは、バーチャル東京観光一人旅で終わってしまう。最も、現在は新宿や渋谷のあたりの開発が進んでるようなので、もっと明るい時間帯に、もっと人の集まりそうなところに行ってみるべきだった。最初の目的地が赤羽橋だったのが極端過ぎたんだろう。

ただ、確かにそこに赤羽橋はあった。そのリアルさがいい。セカンドライフと比べると、まだまだがんばれって感じは否めないが、国産のサービスにもがんばって欲しい。思えばIT業界、ソフトからハードまで外国勢にヤラれている。ここは是非とも今後の展開に期待したいところだ。リアルなアバターではなく、どこかデフォルメされた風貌になっているのも、日本のユーザにはいいと思う。

とは言え、オレの自宅となった世田谷のマンションから赤羽橋は遠い。早く都営大江戸線を開通させて欲しいものだ。

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