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【図解】コレ1枚でわかる変革はいまを終わらせることが始める

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社会心理学の父と言われるクルト・レヴィンは、変革を成功に導くには、従来のやり方や価値観を壊し(解凍)、それらを変化させ(変革)、新たな方法や価値観を構築する(再凍結)という3段階が必要だと述べています。

第1段階:解凍(unfreezing

従来のやり方では通用せず、変えなければ会社の経営は危機的状況に陥るという現状と危機感を共有し、新しい考え方、やり方によって改善していくといった雰囲気を醸成する。既存の価値観や先入観を捨てて、新たな企業の文化や風土を作っていくことに従業員が合意し、変革の推進力を生みだす。

第2段階:変革/移動(moving

目指すべき変革の方向性や全体像を共有し、誰が、何を、いつまでに実行するかなどの具体的な実効策を定める。さらに、変革の実行がどれだけの効果を生み出しているのかを検証し、試行錯誤を重ねながら、変革を進める。

第3段階:再凍結(freezing

変革を起こせても、元に戻ってしまっては意味がない。そこで、変革の成果を検証できた段階で、組織内では変革後の状態が当たり前のものとして定着させる。結果として、新しい企業の風土や文化が根付く。

DX」というお題を与えられて、何か新しいことを始めなければと、多くの企業がもがいています。ただ、レビンの「変革の3段階」に従うならば、新しいことを始めるためには、まずは「いま」を終わらせなくてはりません。

例えば、コロナ禍に直面し、手続きや決済をリモートでもできるようにとワークフローのデジタル化に取り組んだ企業があります。しかし、従来の紙と捺印によるワークフローは、そのまま残すことにしたそうです。結果として、業務プロセスが複雑化して、現場が混乱してしまいました。また、まずはデジタル・ワークフローで手続きをさせて、後日、紙の書類も提出するローカル・ルールが作られてしまい、仕事が増えてしまったという話しも聞きました。

まずは、いまとなっては「価値がない」ことを棚卸しし、何を捨て去るべきか、辞めるべきかをはっきりさせ、新しいことに取り組むべきでしょう。

神社の杜のワーキング・プレイス 8MATO

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