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【図解】コレ1枚でわかる現場からの変革

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「変革=新しく作り変えること」は、容易なことではありません。当然、トップの確固たる意志とリーダーシップが必要です。しかし、現場もまた行動を起こさなければ、変革はできません。むしろ、現場の力が、会社や組織を変えていく原動力になることを自覚すべきです。

現場からの変革は、何をすべきかに気付いた人が、行動を起こすことから始めます。会社を変えようとか、組織を動かそうとかではなく、身近なことから始めてはどうでしょう。自分の担当するプロジェクトのコミュニケーションをSlackに統一する。何のためにやっているのか分からない形骸化された業務を洗い出して辞める。セキュリティ対策上意味がないどころか、リスクを高めるZIP暗号化されたファイルのメール添付を辞めるなどです。そうやって、正しいことを実践し、成功も失敗も発信し続けることです。

当初は、批判もあって忍耐が必要かもしれません。しかし、それが正しいことならば、成果が生まれ、共感者も増え、行動を共にする仲間も増えます。それが、ある人数を超えたときに、組織や会社が大きく変わるのです。

誰かがしてくれることを待つのではなく、自分にできることからはじめることです。それが、どれほど小さなことであっても、はじめることです。そして、続けることです。変革とは、そんな地味で、手間も時間のかかる取り組みです。

「しかし、うちにはそんなことができる文化も風土もありません。」

文化も風土もないからこそ、変革が必要です。文化も風土もそこに働く人たちが作るわけで、自分もまたその当事者であることを自覚すべきです。

文化や風土は、行動の結果であり、その積み重ねである「行動習慣」です。それは、誰かに指示され、命令されて行うことではなく、自分の自発的な行動が積み重ねられた結果です。自分の行動習慣を変え、その失敗も成功も発信すれば、行動を共にする人も増え、やがては企業の文化になります。

自分の行動を変えることまで、誰かの指示や命令を待たなければできないとすれば、それは会社に風土や文化がないのではなく、あなた自身に、変革への真の欲求がないのです。

神社の杜のワーキング・プレイス 8MATO

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