変化の早いIT業界の舞台裏を、グローバルな視点とビジネスの切り口から読み解きます。

ポケモンGOを開発したナイアンティックって何者?

»

世界的大ヒットになった「ポケモンGO」ですが、任天堂の株価急騰後、同社への業績の影響が限定的と発表されたため、株価が急落しています。もう既に皆さんもご承知かと思いますが、「ポケモンGO」の開発、運営元はナイアンティックという会社で、任天堂にはポケモンのライセンス料のみが入ってくるということでした。

ナイアンティックは、2013年から「Ingress」という位置情報ゲームを正式運用していましたが、今回はポケモンと組み合わせる事で、爆発的なヒットになりました。

つまり、、

「人気キャラクター」x「拡張現実」x「位置情報」

この3つの組み合わせがヒットの要因となりましたが、「拡張現実」と「位置情報」の2つをナイアンティックが持っているという事になります。スマホゲームで、様々な人気キャラクターを使ったゲームが流行りましたが、同じように他のキャラクターを使ったゲームやアプリケーションが出てくると予想されます。

ところで、このナイアンティック、どういう会社なのでしょう?

実はこのナイアンティックは、グーグルの社内ベンチャーで、グーグルEarth、ストリートビュー、マップを作っていた人たちが主体となっています。なので、位置情報についてはエキスパートというところでしょう。

グーグルには、従業員は自分の好きな事に20%の時間を使う事ができる20% time programというルールがあります。このルールが、Googleから新しいサービスが次々と生み出されてくる要因の一つになっている事は間違いないと思います。かといって、普通の会社が、従業員に対して20%の時間を自由に使わせる事が出来るかというと、なかなか難しいのですが。

さらにグーグルでは、「Area 120」という、優秀な社内ベンチャーには出資を行いスピンアウトを出来る仕組みを導入する事を発表しました。

http://www.forbes.com/sites/miguelhelft/2016/05/19/google-ceo-sundar-pichai-confirms-area-120-corporate-incubator/#2eeff3f94f73

このようなGoogleの新しい事に取り組むことを推奨する社風が、ナイアンティックのような成功するスピンアウトを生み出しているのは間違いないでしょう。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する