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商社マンの営業として33年間(うち海外生活21年間)、国内外で様々な体験をした。更に、アイデアマラソンのノートには、思いつきを書き続けて27年間、読者の参考になるエピソードや体験がたくさんある。今まで3年半、ITmediaのビジネスコラム「樋口健夫の笑うアイデア動かす発想」で毎週コラムを書き続けてきたが、私の体験や発想をさらに広く提供することが読者の参考になるはずと思い、ブログを開設することにした。一読されれば「読むワクチン」として、効果があるだろう。

日韓の電力国際連携を考えよう

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日韓の電力国際連携を考えよう


 現在、国は電力供給のベストミックスを考えている。

 その中の可能性の一つとして、日韓の電力連携を計画してはどうかと考える。
今年の夏の節電の時に、私は韓国との国際電力連携の必要性をこのブログで訴えた。


韓国からの電力支援

もちろん、電力連携は、海底送電線などを敷設することであり、簡単にできることではない。何年かかかることになる。両国に大掛かりな変電所を必要とする。釜山から対馬を経由して、日本までの海底送電線では、現在の技術を超えた超電導送電、直流送電などの新技術が必要となるだろう。

  それらの技術を先駆けて開発しておけば、今後の世界中の同種のプロジェクトで活用できることになる。
もちろん、韓国の電力の事情を知らずに話はできないとのコメントを、前回のブログ掲載の時にいただいた。たしかにその通りで、今年の夏は、日本で恐れられた大規模、広域の停電は発生しなかった逆に、韓国で広域の大停電が起こっている。

 私は、韓国の広域大停電が起こったことを聞いて、さらに、日韓の電力連携を考える必要があると思った。韓国の広域大停電がどのような理由で発生したか調べていないが、我々日韓の経済、生活が近づけば近づくほど、電力や水などの連携を図って、相互に助けあう必要が出てくると信じている。韓国でも、日本との電力送電連携でのメリットがあるということだ。

 両国とも、小さな国であり、技術・工業・貿易立国であることも、連携していく必要性はますます強くなる。
 技術的な可能性の議論を始めておいてもおかしくないと思う。

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