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【原発事故を描いて連載中止になった漫画@「COPPELION(コッペリオン)」が凄い!】

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皆様こんにちは。鈴与シンワート株式会社の正林です。


以前にも原発についてのブログを書きましたが、再度こうして取り上げることで改めて、自分自身の関心の高さに気づかされるわけです。

で、今回はすでに事実上の連載中止となった漫画「COPPELION(コッペリオン)」についてご紹介したいと思います。

※以下、一部ネタばれですので、自己責任でスルーか決めて下さい。

この作品のベースになる舞台は原発のメルトダウンにより荒廃し、立ち入り禁止区域となった「東京」。
主人公たちは遺伝子操作によって、放射能の耐性を有した女子高生が未だ東京にいる生存者を救出していくというもの。

内容としては「SFアクション」の部類になる内容で、漫画であるからして科学的、学術的実態から乖離した表現があるかもしれないですが(僕自身、今現在それらの検証やソース確認はしていないので)そこに書かれる放射能あるいは原子力技術の概要に触れることが出来ます。

そして、僕が一番驚くのは

● 連載は開始が3.11のはるか以前、2008年からという点

● にもかかわらず3.11を思わせるディティール。
  >地震をきっかけとした事故
  >電力会社の混乱
  >危険地域として立ち入りを禁じられた環境

など、挙げていけばきりが無いのだけど「福島」を連想させる要素がまるであらかじめ知っていたかのように描かれている。
そして、秀逸なのはそれがエンターテイメントとしての完成度も高く、純粋に面白いという点。

残念ながら連載自体は「3.11」を「福島」をきっかけに休載しており、事実上の連載中止となっている。
テレビ化も予定されていたのですが、そちらも中止となっていて、いつか再開してほしい作品のひとつなのです。

<了>

-正林 俊介-




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