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会社がなすべき当たり前のこと、人がなすべき当たり前のことでありながら、多くの人ができていないことを、いかに行うかを考えるきっかけになればと思います。高杉晋作の辞世の句でもある「おもしろき こともなき世を おもしろく」をブログ名に、日々普通に起こっている会社や社会での出来事を、いかに考え対応すべきかという視点で書いていきたいと思います。

医者にかかると高すぎる!をどうにかする・・・

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最近、病院に行くことがあり、思ったことがある。
ある病院で診察され、他の病院へ紹介された。
その前には、会社での健康診断もあった。
そして、どこでも同じ検査をされる。
説明しても、検査結果が手許にないために、
病院としても、検査しないとわからないのは無理もない。

この重複の検査をなくすだけで、どれだけ医療費が削減されるだろう?
そして、どうしたらこの重複、敢えていえば無駄な検査がなくなるのか?

1)電子カルテの導入
やはり、電子カルテを導入し、クラウドで共有できるようにすることだろう。
その際、個人情報となるため、
各病院がアクセスできるパスを個人が承認する仕組みがあるとよい。

2)総合診療の設置
また、総合診療ができる医師を、
ある程度以上の規模の病院にはいてもらう措置も必要だろう。
というのは、
ある症状を患者が素人判断で内科や耳鼻科などと判断して、
病院にかかるからだ。

入り口で、交通整理をして、明確に何科から受けてもらう、
もしくは最初から、こういった検査をしてもらうということを明確にすれば、
無駄な医療費の削減にもつながる。

3)薬の削減
さらに、薬だ。
これは印象でしかないが、かなり安易に薬を出しているように思える。
薬は飲まない方がいいものであり、
薬の量も少ないほうがいいものである。
薬剤師が販売することになっているが、
ほとんど医師の判断通りであり、存在価値がほとんどない。
もっと、医師と密接につながり、薬を減らすということを真剣に考えても良いように思う。

国の財政を逼迫させているものは社会保障費。
その中でも年金と医療というのは、最も大きな負担となる。
既に、今のままの負担を続けることは不可能になっている。
数兆円規模での削減のためには、こういった無駄の削減からスタートすべきだ。
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