オルタナティブ・ブログ > パースペクティブ・アイ >

IT/PCを中心に様々な話題を振り返ることで未来を考える

訃報

»

 このブログで書くべきか、書かない方が良いのかと迷っていたのですが、もしかするとブログを通じて意外な人に連絡が取れるかもしれないと思って書きます。
 一昨日の深夜0時過ぎ、ひじょうによくお世話になっていた日本IBMのPC広報(現在はレノボ・ジャパン)を担当していた長田隆司さんが白血病のため亡くなりました。長田さんは日本IBMの社員ではなく、外部のPR会社に所属していたのですが、単純に仕事としてIBMのPCを紹介していただけでなく、こよなくIBMのPCを愛していた方でした。
 その仕事のスタイルは物静かでさりげない気遣いを感じさせる、僕にはとうていマネの出来ない"大人な"手法。押しつけず、しかししっかりと伝えたいメッセージが伝わってくる、なんというか実に付き合いやすい、僕がお付き合いさせていただいた中でも、最上級の広報担当者だったと断言できます。
 30代の友人(と書かせていただきます)を癌で亡くすのは、今回で3回目。ひとりはインプレスで「できるシリーズ」や「Watch」の原案を作り、実際に事業として立ち上げた山下さん、もうひとりはソフトウェア会社のローカス共同設立者でアットマークIT創設時にも名を連ねていた藤森さん。山下さんと今回の長田さんは、いずれも結婚直後に癌が発見されたという点で共通するところがあり、過去を思い出しながら何とも胸が詰まる思いでした。
 一昨日、長田さんの同僚に電話をもらったあと、出来る限りの人には連絡をしましたし、日本IBMや所属していたPR会社からも連絡が回っているのですが、ひじょうに付き合いの範囲が広かった方ですから、あるいは漏れもあるかもしれません。本日がお通夜、明日が告別式となっているので、このブログでお気づきの方は関係者に連絡を取ってみてください。
 長田隆司さんのご冥福を祈って。

Comment(0)