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日テレ「iCon」への出演を終えて

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 3月27日の深夜1時48分から、日本テレビのiConに生出演してきました。いつもはこれよりも20分早いスタートなのですが、この日は少し遅めのスタート。生番組出演はミヤネ屋に出演するため、大阪・京橋のスタジオに伺った時以来です。生放送だったのは、この番組、これが最後の放送だったためです。

 iConという番組は、スマートフォン、パソコン、SNSなどのインターネットサービス、各種デジタルガジェットなどを取り上げつつ、そこから生まれる新しいカルチャーを紹介する情報番組です。僕は一昨年の10月にゲスト出演し、その後、昨年の春以降から出演が増えていました。

 本来、フリーランスのジャーナリストというのは地味〜な仕事です。講演を頼まれることはありますが、たいていはビジネスに直結する話を求められますし、それなりに取材と執筆の量もこなさなければ、毎月の稼ぎを出していくことは叶いません。雑誌やWebサイトに名前が出て知られていることと、地上波テレビでほぼレギュラー出演することは、似ているようでまったく意味が違います。関東ローカルとはいえ、現実の社会からは乖離した夢世界という感じでした。

 普段はビデオ撮りですので、適当に座談会形式で和やかに話が進み、まったくテレビであることを意識せずに喋っていると、それをスタッフが上手に編集してくれます。1時間半ぐらい喋っている内容が、およそ15分ぐらいになるイメージ。これに効果的なテロップを重ね、アナウンスを入れ、解説のビデオを挿入してテレビ番組に仕上げてくれます。
 1年9ヶ月続いたiCon(本来はまだ続く予定だったようですが、人気番組のZERO下の強化で直前の番組が1時間枠となり放送枠が消滅)は、ADやD含めみんながデジタル技術やトレンドに詳しくなっていき、ネタの取り上げ方もマニアックになっていくなど、深夜番組らしい独特のノリがある番組でした。

 これが生となると、当然、和やかというわけには行きません。が、そこはさすがにプロ。ディレクターたちの仕切りはサスガで、カンペの内容をクルクル変えながら進行していきます。カメラも照明も普段とはまったく違いますし、自分でも驚くほど緊張しながらあっという間に放送が終了。なかなか難しい!さすがにタレントの喜屋武ちあきちゃんや、TKOの木本さんは上手です。

 さて、そんな最終回を通じて(いや、それ以前の出演を含め)の反省を書いておきます。今後、テレビに出る機会がある方は参考にしてみてください。

●体はあまり動かさない

 一緒に出演していた”いちる”さん(ギズモードの日本版を運営している清田一郎さん)も話していましたが、体を揺らしていると画面への収まりがとても悪い。僕の場合、CESの入り口で収録したコメントがオーバーアクション過ぎて、まったく使えませんでした(恥ずかしい〜)。
 生、収録に限らず体の軸、特に頭は大きく動かさず、手振りと表情で表現する方がいいなぁと……気付いた時には番組が終わってしまいました(笑)

●結論は最初に言う

 文章で何かを伝える僕らみたいな人間は、かならず解説をして周辺情報を埋めてから結論へと導きます。しかし、テレビでは時間軸がもっと短い。まずは結論、言いたいことをハッキリ断言して、そのあとに理由を重ねる方が効果的です

●枝葉を付けず骨を太く
 上記と同じような趣旨ですが、話は何が言いたいのか、骨となる論旨を一気に話す方が良いでしょう。長文を書き慣れていると、骨のストーリーを強化するため、傍証や前提条件などの枝葉をしっかりと付けようとします。もちろん時に枝葉も必要ですが、詳しく付けすぎると骨が見えにくくなり、難解になりがちです

●共演者を活かす

 素人なりに頑張ってみましたが、いちばん難しいと感じたのが、他の共演者を活かすことでした。つい自分の意見を言いがちですが、発言していない共演者がいる場合は、積極的に話を引き出さなきゃいけないなと反省しています。ビデオ撮りの時は時間の余裕があるので、余分な話でも挟んで誰かに振るのですが、生放送だとそんなこともできず。

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 というわけで、僕の地上波レギュラー生活にも区切りが付いたわけですが、番組改編期とかに、また何か協力できたらいいなと心底思いました。実際にやってみるまで解りませんでしたが、番組製作のスタッフたちは本当にエネルギッシュでチームワークに優れ、明るく、前向きな人たちばかり。
 多くの人間がそれぞれ自主的に動いて自分の役割を果たしつつ、全体がひとつの塊として生き物のように連動しているかのようです。テレビは”中身の薄い”メディアと評されることがあります。それはある意味正しいのですが、実際に中に飛び込んでみると、外から見ていると解らない、別の切り口での濃密さとプロ意識を感じました。

 願わくは、また同じスタッフ達とどこかで仕事をしたいものです。下働きを黙々とこなしたADたちが、数年後にどう成長しているのか?も、楽しみです。番組を支えてくれたスタッフのみなさん、短い間でしたがありがとうございました。お疲れ様です!

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