「そろそろほんとに英語やらないとやばい」と言いながらも学習をはじめられない人って、まわりにいませんか? 英語が必要になる日は突然やってきます。すでに毎日英語を使っている人にも、英語とは全く関係ない生活を送っている人にも、役立つブログになればと思っています。

サイエンスを英語で学ぶ

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英語塾を運営している友人が「サイエンス英語ラボ」という講座を今月から開始するとの連絡をくれました。小学生・中学生を対象とした、理科系実験&イメージで英語を学ぶ講座です。

最近、CLIL(クリル)(Content and Language Integrated learning)という指導法が脚光を集め始めています。これは、英語を使いながら課題に取り組むという、コンテンツを伴った英語教育を施していくというアプローチです。覚えるだけでは忘れてしまうのが英語。これからの時代、テストの点数を稼ぐための英語学習から、使うための英語習得のアプローチにシフトが必要です。

特に技術者の多くは、理系英語を正しく学ぶ機会がないまま社会人になっているため、「自分は英語ができない・苦手」という意識を持っているという話はよく聞きます。様々なビジネスシーンで苦い経験もされているでしょう。

この「サイエンス英語ラボ」はこども向けですが、そのうち大人向けにも講座が開かれるかもしれませんね。

さて、「サイエンス英語ラボ」の授業は12回のミッションで構成されていて、各回のテーマを遂行するという内容です。写真など転載の許可を得たので、各ミッションを簡単にご紹介します。

1回目のテーマは磁気と電気。

ミッション 1:
リニアモーターカーの原理を体感せよ!

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リニアモーターカーが運行されようとしています。その原理を授業ではミニチュアを使って再現します。といってもカー(car)ではなくてバー(bar)を使った実験です。

どうしたら磁石(magnet)でバーを動かせるのか、一緒に考えるのが1回目のミッションです。

ミッション 2:
テーブルクロス・マジックをマスターせよ!

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テーマ:風と速度

みなさん、テーブルの上のお皿やグラスを動かさずにその下のクロスを引くマジックを見たことありますよね?自分でやるには、お皿を落としてしまいそうで怖いわざです。

実際に、お皿(dish)やグラス(glass)をクロス(cloth)の上に載せ、そのクロスだけを思い切り引張り(pull)って引き抜きます。

このミッションでは、成功と失敗の分かれ目が一体どこにあるのかを検証します。

マジックの原理を突き止めた生徒がおうちに帰って高価な陶器を使ってチャレンジしたらえらいこっちゃですね。

ミッション 3:
ゆで卵と生卵の違いを見破れ!

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テーマ:流体

ゆで卵と生卵、見た目ではなかなか区別がつきませんが、回転させると見分けることができます。

ゆで卵(hard-boiled egg)と生卵(raw egg)とでは、回り方(how to spin)が違うからですね。

このミッションでは、観察したことを英文にする挑戦をします。この辺りからミッションの中での英語のレベルが上がりはじめるようです。

ミッション 4:
セロハンテープ0.05ミリの薄さに隠された世界!

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テーマ:粘着剤

普段の生活で何気なく使っているセロハンテープ。

互いに巻きつけられているときは簡単に剥がすことができ、他の物体に貼られると剥がれにくいのはなぜなのか。

このミッションでは、厚さ(thickness)はわずか0.05mmの謎にせまります。
この薄さの中にあり、見えているはずで見えていない構造(structure)を明らかにして、他の粘着剤・接着剤についても学びます。

ミッション 5:
風船で飛ぶヘリコプターのしくみを探れ!

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テーマ:作用・反作用

風船の口を開いたまま手を離すと、その口を下にして飛びますね。でも羽をつけると、口を上にしてまっすぐ飛んでいきます。

この一見ただのおもちゃに見えるヘリコプターには、力のforceの作用(action)と反作用(reaction)が関わっています。

空気(air)の流れ(flow)を追いながら、このおもちゃの原理を理解するのがミッション。

ミッション 6:
人・天気・時刻で「見せる商品」を変える自動販売機の謎!

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テーマ:データ分析

「ACURE」という飲料の自動販売機に出会ったことはありますか? この自動販売機(vending machine)、実は頭脳を持っているんです。

あなたが機械の前に立つと、あなたにぴったり合う飲み物に「オススメ」マークを出して教えてくれます。

どうしてこんなことができるのか、その頭脳となっている技術を一緒に解明します。ポイントは、自動販売機の前にあるあなたの顔(face)だそうです!

ミッション 7:
変幻自在のペーパー・レボリューション!

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テーマ:強度

紙は一枚ピラリとあるだけでは破れやすく弱いものです。ところが、丸めたり折ったりすると、ある程度の荷重(load)に耐えられるようになるのです。

紙の形や組み合わせ方を変えることにより、異なる強度(strength)が得られます。
強度を高められるだけでなく、紙には意外な利用方法があり、その驚くべき紙の性質とそれを見いだした人の知恵をこのミッションで学びます。

ミッション 8:
光の反射で身を守れ!

light

テーマ:反射

鏡のような平面に光が当たると、その光は表面に入ったときの角度と同じ角度で反射されてその表面を出ていきます。でこぼこの表面だと反射の角度がばらばらになり、光の行方もバラバラです。

このように光(light)の反射(reflection)には、入射する表面(surface)の性質によっていくつかの種類があります。
夜間、道路を自動車や自転車で走行すると道路標識が光って見えますね。
これも、ある種類の光の反射を利用しています。その反射を実際に見ながら、光と反射の関係を探っていくのがミッションです。

ミッション 9:
最強のシャボン玉液づくり大作戦!

bubble

テーマ:粘度

シャボン玉、皆さんも一度は遊んだことがありますよね。家の洗剤でシャボン玉を飛ばそうと思ったことがある人もいるでしょう。

ところが、台所にある洗剤だけでは上手くいきません。
これに何を加えたら、シャボン玉(bubbles)を飛ばす溶液ができるのか。
このミッションで、身近な材料を添加(add)して、オリジナルな調合法(formula)を見つけます。紅茶や香水を入れると香りまでよくなるそうです。

ミッション 10:
風に向かって走るウインドカーの謎!

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テーマ:振動

物は、風が吹いてきたらそれに押されて、風とは反対方向に動くのが普通ですね。ところが、風の力で、その風に向かって動く車があります。その仕掛けを探ります。

このミッションでは、この不思議な車について簡単に説明する英語を学びます。車体(car body)になっているのはブラシ(brush)というような感じで、どういう部品を使っているのかなど実際に触れたものを、英語で書いていきます。

ミッション 11:
水にも好き嫌いがある!水と物質表面の相性を探れ!

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テーマ:表面張力

五円玉硬貨はその穴の部分に水を入れると、水の量によって2種類のレンズになります。これは五円玉が水に濡れやすい性質があるからです。

これと反対に、水に濡れにくいものもあります。防水スプレーを使うと、紙も水をはじくようになります。

このミッションでは、一円玉、ストロー、紙、水、洗剤を使って実験します。

ミッション 12:
君のゴールドバーグ装置の動きを説明せよ!

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テーマ:モノの動作

簡単な作業をさせるために、わざと複雑な経路を作り、その中でさまざまな物が最初の動きをつないでいく「からくり装置」があります。NHKの「ピタゴラスイッチ」という番組でも人気です。

英語では「Rube Goldburg Machine」といいます。

ドミノ倒しなどを用いて自分だけのゴールドバーグ装置を作り、その動きを英語で説明します。

このように毎回異なるテーマで学ぶので、ミッション1から順番に受講しなくても大丈夫。申し込みから1年以内に12のミッションをクリアすればOKです。

スケジュールは以下のURLで確認できるので、興味がある方はお子様に薦めてみてはいかがでしょうか。

http://science.sk-learninglab.com/schedule

ちなみに筆者は、毎月「英語で学ぶフードファクト」というヘルシーな食生活と料理の作り方を英語で学ぶイベントを開催しています。味わいながら英語に触れたい方はfacebookの広報ウーマン英語部のページをのぞいてみてください。

英語は単に学ぶだけに終わってしまわないようにしたいものですね!

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