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研究で、はたして情報産業に影響を与えることが出来るのか?

あまりのタイムスケールの違い

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ここのところあまりのタイムスケールの違いに頭がついていけなくなってきています。ネット社会の変化はあまりにも激しいのに、基礎的な研究の世界は、それに比べるとずいぶん進歩がゆっくりしているためです。いまどき、1970年代の論文なんて読んでいると、めまいがしてきます。

そんな論文読む必要がどこにあるのかと毒づいてみたりもしますが、実のところ、現在、私が追いかけざるを得ない形式言語の分野の進歩は、この時期にだいぶ進んでしまっていて、どうしても読まざるを得ないという状況に追い込まれてしまっています。しかも、この仕事の続きは、2006年に発表されていたりするから、この世界はおそろしい...。

30年前のコンピュータ?!

そんなものは想像も出来ないほど時代が変わってしまったというのに、計算機の基礎というのは、実は、もうこの時期にあらかた完成してしまっていたのかもなぁと頭がくらくらしていたりします。

いわゆるこういう理論を追っかけている研究者が、コンピュータ環境の変化にまるでついていけないとかいう笑えない話を良く聞きますが、最近では気持ちがわかる気がしてきました。頭の切り替えが難しいのかもしれませんね。個人的には、どちらも重要だとは思うのですが...

(でも、1960-70年代の論文は、もう勘弁して欲しい...^^;;;)

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