Professional_2

多種多様な「プロフェッショナル」と呼ばれるような仕事に携わったことがある。例えば、今勤めている「システム開発業界」というのも、いわゆる「プロフェッショナル」な職業かもしれない。また、「建築業」「飲食業(バーテンダー)」などなど。その度に聞く「プロ論」。僕は、あまり「プロ論」というのを語りたくない。よくわからないものだからだ。

「プロフェッショナル」とはなんなのだろうか。

「お金をもらって仕事しているんだからプロでしょ?」ということをたまに聞く。まぁ、「お客さんとマズい関係になっちゃったシステム屋さん」が言われる常套句だ(笑)。でも、果たして、そうなのだろうか?と疑問に思ったりする。「お金」と「プロフェッショナル」は、必ず繋がっているものではない。そのような物言いをする人に、僕の尊敬する人はこう言った。「ほー。では、ボランティア(無償)で仕事をしている人はプロではないのか?君は、そういう失礼なことを言うのか?」と。得てして、「プロフェッショナル」に対して思想を深めていない人がそのようなことを発するようにも感じる。純粋に「仕事」というものを考えれば、「お金」というものが直接繋がっているものではないものと気付くものだと思う。あ、言い過ぎた。失礼。しかし、「お金をもらっているからプロ」というのは、あまりにも薄い気がする。金をもらおうが、もらわまいが、「仕事」は「仕事」であり「プロフェッショナル」は「プロフェッショナル」なのだ。「仕事の交換条件としてお金を選んでいる場合にお金をもらえる」のであって、プロフェッショナルなのかそうでないのかは、それとは違うところにあると思う。僕にはまだ知り得ない世界なので、うまく表現できないが、「プロフェッショナル」とは、そんじょそこらにゴロゴロいるようなものではない気がする。

ここら辺で、ピーター・ドラッガーの「プロフェッショナルの条件」でも読んでいれば、素晴らしい意見が書けたかもしれないが、残念ながら読んでいないので、「プロフェッショナルは凄い」としか表現できない(笑)。

社会起業家という人がいるが、そういう人にも「プロ魂」というものがある。同じく、「オープンソースソフトウェア開発者」もそうだ。「お金」と「プロフェッショナル」とは、必ず繋がっているわけではない。「お金をもらって仕事しているんだからプロでしょ?」は間違いを含んでいる。


写真:mandj98

はしもとまさのり

Special

- PR -
コメント

コメントを投稿する
メールアドレス(必須):
URL:
コメント:
トラックバック

http://app.blogs.itmedia.co.jp/t/trackback/77444/20909705

トラックバック・ポリシー


» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP


プロフィール

橋本 正徳

橋本 正徳

株式会社ヌーラボの代表取締役を勤め、「Seasarファウンデーション」や「福岡で働くWebの人々」などの非営利な活動も行う。

詳しいプロフィール

カレンダー
2012年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
カテゴリー

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 富士通元社長の山本卓眞氏が残した次代へのメッセージ
富士通の社長、会長を務めた山本卓眞氏が亡くなった。哀悼の意を込めて、日本のIT産業界の大御所が残した次代へのメッセージを紹介しておきたい。(2/6)

news094.gif Facebook就活はもう古い?
約260人のブロガーが、ITにまつわる時事情報などを日々発信しているビジネス・ブログメディア「ITmedia オルタナティブ・ブログ」。その中から今回は「就活」「都心の雪」「ソーシャルメディア」などを紹介しよう。(2/4)

news094.gif 東北をコットンの生産地としてブランディングしたい──リー・ジャパン・細川取締役
塩害に強い綿の生産で東北に新たな産業を作りたい。オーガニックコットンの採用など、環境負荷を下げるジーンズ生産に取り組んできたリー・ジャパンの新たなチャレンジとは──。(1/30)

news094.gif 東北から始まるイノベーション
企業のICTを活用と若手IT技術者による東北発のイノベーションが、中長期的な震災復興の鍵となる。(1/27)

news094.gif 貧困国の雇用を創出する印刷屋、丸吉日新堂印刷の挑戦
全国から約2万7000件の名刺制作を受注をする札幌の小さな印刷会社の成功の秘密は、地道な社会貢献にあった。(1/16)

Special

- PR -

サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ