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その受託開発案件はいいのか悪いのかチェックリスト

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受託がいいとか、悪いとか罠だとかいう議論がある。
ぼくはそんな単純な議論ではないと思う。
いい受託と悪い受託がある。
ポイントはたった4つだ。
難しくない。全部そろってる必要もない。
ただ、ひとつも揃ってない案件はやる必要もない。

(1)時間を犠牲にするほど単価がいいか?
(2)お金以外で得られるノウハウ・スキル・実績はなにかあるか?
(3)価格の決定権のあるキーマンとのパスがあるか?
(4)担当者がトラブルメイカーでないか?

長期的に最も大事なのは(2)だ。ぼくはネットのことを何も知らないで、ネットの仕事を請けた。元々組み込みエンジニアだったからだ。最初なんか、phpもSQL触ったこともないのにイントラwebの仕事を請け、java触ったことないのにiアプリの仕事を取ってきていたし、SEOの仕事を取ってきた帰り道に本屋でSEO入門の本を買ってたくらいだった。おかげで、超短期的にそのノウハウがついた。ノウハウがついたのに、数百万円ももらえた。これはメリットがある。特にそれなりの会社が宣伝費を費やしたサービスをいきなり触らせてもらえた事は、地道に何も知らないで自社で過疎サービスをやるより、プライスレスなものを得ている。カネで買えない。

(3)も大事で、子供のお使いみたいに価格の決定権はないけど、仕事だけ増やす担当者と付き合っても時間の無駄だ。ただ、会社の規模のおかげで数字が取れるなら考えるべき。

(4)はなくてもいいけど、いらんトラブルで自分の人生を消化されるくらいなら、他の仕事を取るか、自分でサービス作ったほうがいい気がする。

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