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デジタルとアナログの間を行ったり来たり

犯罪捜査と指紋データベース

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 前に「情報インフラ24時 眠らないシステム」の中さんがドラマ「24」とコミュニケーションツールについて話していた。

 「24」の面白さもさることながら、「CSI」ファンの私としてはCSIとITについて語らずにはいられない。だがあまりに話題が多すぎてどこから話したらいいのか困るくらいだ。

 とりあえず指紋から。CSIはCrime Scene Investigation(犯罪現場の捜査)なので指紋はいつも出てくる。実際には指紋の採取から照合までかなり職人技に頼ることが多いらしいのだが、多くのシーンではデータベースから照合する。ちなみにこのシステムはAFIS(Automated Fingerprint Identification System)と呼ばれている。

 ドラマでは照合すればピローンと瞬時に容疑者の顔写真が出てきてしまうのだが、ふとそのデータベースについて考えてしまう。

 というのも、数年前からアメリカ入国時に両手人差し指の指紋を採取されるようになっているから。この時に犯罪履歴者や要注意人物(?)らと照合しているらしいのだが、照合がすめば消去するのかなあ、出国時に消すのかなあ、表向きはどうだったけ、本当はどうなのかなあ、なんてふと考えてしまう。

 筆者はこの指紋採取は1回だけ経験がある。小さな箱に右手と左手を順番に押し当てて照合する。その時の入国審査官は見た目がアジア系の年配女性で英語がかなりなまっていた。

 片方の指を押し当てたら係官がこう言った。

 「はーーだーー(harder:もっと強く)」

 それで指を強く押したが、まだ足りなかったらしく、

 「じゅーーいっ(do it:こうしろ)」

 と、指で額上部を指していた。それで私はこう思った。

 (ちょっとおばちゃん、私のフジビタイをからかっているの?)

 実は筆者は自分の見事な富士額を指摘されると恥ずかしいのだ。それで一瞬そう思ったが、たぶん指紋が鮮明に出ないので額の脂をつけてやり直せと指示したつもりだったのだろう。ならそう言ってよ、っていうか鼻の頭でいいじゃない、と心の中でぶつぶついいながらオデコを指でこすってから指紋採取に応じた。

 そのうちこの入国時の指紋採取は両手の全部の指が対象になるとか。今度は長旅で脂ぎった鼻をべっとり触ってからむぎゅうと押しつけるようにしようと思う。これでどうだー、といわんばかりに。え、汚い?すみません。

 どうでもいい話だが、筆者にとって「DB」といえばDataBaseだが、CSIのドラマではDBといえばDead Bodyとなるらしい。たまに「we found a DB」というセリフを耳にする。だからなんだと言われそうだが、一応タイトルついでということで。

 あまりCSIとは関係なかったなあ。今回は。。

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