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東芝 dynabook V713で、日々の落書きをアーカイブ化する

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前回、東芝dynabook V713を触ったレビューを書いて、その後色々使ってみるのですが、やはりこのマシンで一番面白いところは「書く事へのこだわり」にあるように思いますので、今回はV713を使っての「落書き」をレポートする事にします。

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ちなみにV713にはタブレット本体に装着可能で持ち運びのしやすい「リザーブペン」と、それより太めで本体に装着できない代わりに、筆圧を1024段階で感知できる「デジタイザーペン」(上位モデルのみ)の2種類が用意されています。

当然、感知性能の高い「デジタイザーペン」の方が落書きは楽しくなると思いますので、今回はこちらを使用してみる事にしましょう。

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描くためのソフトについては、V713上位モデルに付属している「Adobe Photoshop Elements 11」を使うべきかな、と思ったのですが、実際描いてみると、若干ペンと描画のタイミングが遅れる感じがありました。落書きをするには高すぎる解像度にしてしまっているとか色々あるのかと思いますが、そっち方面あんまり詳しくありませんので、とりあえずより動作が軽い事は確実と思われる「Office OneNote 2013」を使うことにします。(こちらもV713上位モデルに同梱されています。)


まずは、試し書きでいくつか線を引いてみます。長い線をシュッと長く引くと、少し遅れを感じますが、短めの線ではほとんど遅れを感じません。波線に関してはペンの速度が遅くなるためか、短い直線よりも更に早い感じを受けます。描いている途中で線がかすれたり、途切れたりすることもありません。いい感じです。


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さっそく描いてみます。ザリガニ好きだし夏らしく(?) お題はザリガニで。
まずは少し太めのペンで輪郭を描いていきます。

zarigani1.PNG
ちょっと腹が太い感じになってしまいましたが、書き心地は凄くいいです。「紙のような書き心地」という売り文句はまあ、他に表現のしようが無いのだと思いますが、紙と言うよりはタスタス、サラサラしたペンがタブレットへにあたる感覚の心地良さ、ペンに対する描画の反応の良さから「紙とは違った感覚でありながらも、楽しく描くことができるデバイス」という感じを受けます。


zarigani2.PNGOneNoteのペンをオレンジ色の細い線に切り替え、ザリガニの表面にはなんかブツブツみたいなのを書き込み、触覚と足の部分に細く線を入れて色をつけていきます。

タブレット表面のザリガニを自分の描きやすい場所にスワイプしてから、また描いたり、タブレットそのものを回したり、寄せたりしながら描き進めていくというのは、通常のPCには無かったタブレットならではの感覚で、楽しく感じられます。

後はもう一度線を赤に戻して、質感を出すための細かい線を入れていきます。


zarigani3.PNG
うん。まあもういいや。これで完成です。OneNoteに描いているので、ウィキペディア辺りから情報をコピペするだけで、なんとなくそれっぽい感じに仕上がって、意味なく楽しいです。

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「それ描いて何に使うの?」と聞かれると困るんですが、落書きが好きな人というのはこういうものを電話しながら紙に描いて、電話が終わったら丸めてゴミ箱に捨てるとか、そういう無意味に絵を描く習性みたいなのを持ち続けているわけなのです。

そんな「ただ消化されていく落書き」達も、ちゃんと捨てずに残しておいて、5年後にまとめて見てみるとこれが意外に楽しかったりします。「集まることで価値が出るもの」というのが世の中にはあるわけで、アメリカザリガニ単品であればさほど意味がなくても、ヤマトヌマエビやヒラテテナガエビ、ミゾレヌマエビと描き進んでいけば、これは何かの価値を持つようになるかも知れない。

一昔前であればワコムのペンタブレットが無ければできなかった「落書きのアーカイブ化」が、簡単に持ち運べるWindows8タブレット一枚でできるようになったというのは、社会の隙間に住まう落書き人間達にとって、実は画期的な事なのではないかと思われるので、心当たりのある人は店頭などで一度、V713を手にとってみれば良いのではないかと思っております。



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