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人間フィルタリングの役割

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有害情報のフィルタリング規制について、政府は様々な取り組みを実施しています。

IT戦略本部の下に設置されている「IT安心会議」では、7月1日に、「携帯電話等における更なるフィルタリングの導入促進」の中で携帯電話やパソコン等の更なるフィルタリングの導入促進、保護者等への啓発に関する具体的方策を提言しています。

また、総務省は、「インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会」を開催し、7月17日にに開かれた第七回の会合では、「安心ネットづくり」促進プログラムの策定について議論されています。

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また、文部科学省においては、7月31日、子どもを守り育てる体制づくりのための有識者会議まとめでは、有害サイトではありませんが、「ネットいじめ」の防止に向けてのリーフレットを作成したことを発表しました。

 

有害サイト対策に向けてのプログラム、そしてフィルタリング規制のリールづくり、そしてリーフレットの作成など、様々な対応を実施しています。その中でも一番大切なのは、やはり人間なのです。これを「人間フィルタリング」と呼べるのかもしれません。

高崎市の広報誌に「特集 インターネットの功罪 携帯電話 インターネットに潜む落とし穴」という特集が組まれていました。有識者のインタビューの中で以下「人間フィルタリング」についてコメントされていましたので紹介したいと思います。

安全のために、もし子どもに携帯をもたせるのであれば、有害情報が届かないよう、機械的にフィルタリングをかけること。人間的にフィルタリングをかける。これは、家庭で携帯に関してルールを作り、親をはじめ地域の大人たちの目で子どもを守るということです。(中略)子どもを守る地域の大人たちの目・人間フィルタリングの輪を広げていくことが大切です。

ネットが進む時代だからこそ、ネットに依存せず、人間が介在することがさらに重要になってきている時代ではないかと感じています。


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