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政局混乱時のインターネットの動きを読む

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114日、民主党の小沢代表が急遽辞任を発表しました。辞任の反響は非常に大きくテレビ等のニュース番組で特集が組まれています。また、「kizasi.jp」を見てもわかるように多くのブロガーも小沢代表辞任のトピックを取り上げています。BuzzTunesのブログのクチコミ好感度で“政治”というキーワードで検索してみてもネガティブな記事がポジティブな記事を上回っています。


増え続ける政治関連ニュースへのアクセス数

1030日、ネットレイティングス株式会社は、「2007 年9 月の月間インターネット利用動向調査結果(PDF)」を発表しました。今回の調査結果からわかることは、

安倍前首相の辞任表明から自民党総裁選、福田新内閣発足にいたる一連の政界の動きを受けて、政治関連ニュースへの利用者数が大きく増加し、7月以降の3ヶ月は最高値を3ヶ月連続で更新

ニュース「安倍晋三内閣」トピックスと首相官邸ホームページの利用者数、ページビュー数推移
(出所:2007年9の月間インターネット利用動向調査結果 ネットレイティングス社)

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インパクトの大きい辞任と必要性のない辞任

次に政治トピックでどのようなテーマのアクセス数が多いのか見てみましょう。

ニュースにおける政治関連トピックス利用者数の推移
(出所:2007年9の月間インターネット利用動向調査結果 ネットレイティングス社)

Yahoonews071104_2










912日の当時の安倍首相の辞任表明のアクセス数が突出していることがわかります。今回の小沢党首の辞任は、安倍首相の辞任表明と同等のインパクトがあるかと考えていますが、さてどうなるでしょうか?また、Yahoo!Japan みんなの政治で「小沢代表辞任の是非」のアンケートをとったところ、「必要」が2割前後に対して「不必要」が8割近くに上っています。


政治の動きとインターネットの動き

度重なる政治家の不祥事や辞任が後を絶ちません。インターネットのアクセス数の増加は政治への関心の高さを表していると思いますが、同時に政治への不信感が増していると考えることもできます。これからも政治関連ニュースへのアクセス数は増えて、多くのブロガーが政治ネタをとりあげていくのでしょうか?

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