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AMNブログイベント『ブログとマーケティング』に参加して

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628日、『ブログとマーケティング』をテーマにしたAMNのブログイベントに参加してきました。

 
今回のパネラーは、同じITメディアオルタナティブ・ブロガーの小林啓倫さん POLAR BEAR BLOGシロクマ日報:日立コンサルティング)、森屋幸英氏 (マイクロソフト株式会社)、そして司会が徳力基彦でした。また、今回の参加者は驚くことに50名の全員の方がブログを書かれています。

070629

 










パネラーさんのコメントを少しまとめてみましょう。

マイクロソフトのような外資系企業では、世界各国で多くの社員がブログを書いています。日本においては積極的にブログを書く社員は約30名程度。マイクロソフトの社員としてブログを書く場合は、どのようなターゲットに対してどのような技術(サービス)をテーマにするか決めてから申請をする必要があるようです。会社名を出してブログを書くには、社外秘をもらさないことや会社の批判をしないなどの一定のルールはあるようですが、比較的自由に書ける環境とのことです。

 
一方小林さんの場合は、シロクマ日報では日本企業である日立コンサルティング社の肩書きでブログを書かれています。多くの日本企業の場合は、公式サイトには莫大な費用と人員を投入しますが、かかるコストは格段に安くても社員ブログの重要性を理解し、広報等のマーケティングに活用しようとしているところはほとんどないというのが現状です。日本企業が果たして今後社員のブログを企業のマーケティングに活用していくのか、その動きに注目です。

 
次に、6名~7名単位でグループになって、「マイクロソフトのWindows Server2008の商品メリットをどのようにマーケティングをしていけばいいか?」というテーマでディスカッションを実施し、各グループで発表を行いました。さすがに全員ブロガーなので、短時間でもアイデアを組み立てるのが非常にうまく、発表内容も工夫を凝らしているので、ただただ感心するばかりでした。

 
発表の内容は割愛しますが、人が集まり知恵を出し合っていけば、様々な視点から斬新なアイデアを創ることができると改めて実感しました。おそらく参加された50人のブロガーの多くは、本イベントの感想を様々な視点でブログに書かれていると思います。マイクロソフト社はブロガーを無料で招待し、軽食やビールを用意し、そして10名前後の社員を動員し、それなりに費用はかかったと思います。それでも、今回ブロガーから得た情報(アイデア)とマイクロソフトとWindows Server2008のクチコミは、その投資をはるかに上回る効果を見込めるのではないかと感じているところです。今回参加された関係者の皆様どうもお疲れ様でした。


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