Android Nの絵文字が指人形じゃなくなって、いまさら指人形だったメリットに気がついた
先週Android Nのプレビュー2が公開されて、絵文字のデザインが少し変わり、新しい絵文字(Unicode 9.0)も加わりました。
iPhoneだと黄色い○に表情が描かれている顔文字(いわゆるニコちゃんマーク)のデザインも少し変わります。これまでのプリンみたいな形はそのままですが、これまでは、体(?)をよじったり、斜に構えたりして表情豊かだったのが、全部正面を向いたものになります。
個人的にはこのプリンみたいな形にすごく違和感があるんですが、表情は出せるなぁと思ってたのでちょっと残念。正面向くのなら、形も○にしちゃえばいいのに。
そして、もっと大きな変化は、これまで指人形みたいだった人物絵文字を、もっと"人間らしく"しました。
そうすると、たとえばおまわりさんとかは、これまで中性的な感じだったのが、ぱっと見どうしても男性に見えるようになりました。フェミニストな方たちから攻撃されそうです。
また、人間らしくなった分、肌の色に意識が向くようになるので、Appleと同じように肌の色を選べるようになります。iPhoneでも思いましたが、そもそも瓜皮帽を被った顔で中国人を表現するのは時代に即していないんじゃないかとか、ターバン巻いて肌を白くするのはどうなんだろうとかいう問題が、人間らしくなったことでより顕在化した感じです。
指人形、変なの~、と思ってましたが、こうした問題を回避するなかなか賢い方法だったのかもしれないと、いまさらながら気づきました。
Android Nで新しく追加になる絵文字としては、「セルフィー(自分撮り)」とか「妊婦」とか「鼻をかむ」あたりは使えそうです(下は新しい絵文字の一部)。
なお、Android Nの正式版リリースは今年後半の予定です。
Android Nプレビュー2の絵文字一覧はEmojipediaで見ることができます。