モバイルアプリの単機能化が流行?──Facebook、Google、Dropbox、そしてFoursquare
これまで1つのアプリに盛り込まれていた機能が、分割されて単体アプリになるというのがちょっと流行ってるみたいなんです。
Facebookメッセンジャーについては、私はそもそもFacebookアプリを削除してるんで関係ないですが、Googleドライブだけではドキュメント編集ができなくなったのには「えー」と思いました。
これまで1つのアプリですんでいたのが、合計3つのアプリ(Googleドライブ、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート。もうすぐGoogleスライドも出ます)をインストールしなくちゃならないので。Androidの場合はインストールしたアプリのアイコンを全部ホーム画面に並べる必要はない(ドロワーに入る)のでまだいいですが、iOSの場合はうまく分類しないとホームがごちゃごちゃになりそうです。(Androidの場合はGoogleドライブからシームレスに単体アプリが起動するので、ホーム画面にはGoogleドライブだけ置いておけばいいと思う。)
この流れには、FacebookとGoogleだけじゃなくて、DropboxやFoursquareも乗ってます。
Dropboxは、Dropboxアプリに写真管理機能を追加する代わりに、「Carousel」という単体アプリを公開しました。
Foursquareの場合は、代名詞でもあり、アプリのアイコンのデザインにもなっている「チェックイン」機能がFoursquareアプリ本体から削られて、「Swarm(スウォーム)」という単体アプリになります。 チェックインとスポット検索を同時に使うユーザーはいないから、というのが分割の主な理由だそうで、それはもっともだなと思うんですがー。
そもそもアプリ名のイメージが悪くて(昔「Swarm」という虫嫌いな人は絶対見ちゃいけない殺人蜂のパニック映画があったんですよぅ)。単語の意味としてもミツバチの群れとかってことであんまりチェックインアプリっぽくない気がします(ネイティブにしか分からない感覚なのかな)。
なんでこういうのが流行ってるのか、その理由の1つは、どうやら昔のFacebookの説明がヒントになりそうです。いわく、単体アプリとして提供することで、その機能のヘビーユーザーからフィードバックを受けられるようになり、そうしたフィードバックに従来より迅速に対応できるようになる、と。
アプリ企業がどんどんこの方向に向かっていくと、整理整頓が苦手な私はわけがわからなくなりそうです。インストールしたもののドロワーのかなたに埋もれて使わなくなるアプリとか出てきそうだなー。