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素人がSIMフリー端末(Nexus 5)を買うとどうなるかの実証実験顛末

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【UPDATE予告】コメント欄でsuzukiさまからRAZR Mのようにアクセスポイントのために個別のIDとパスワードが必要なSIMはレアケースだというご指摘をいただきました。通常の機種であれば、サポートセンターが教えてくれたIDとパスワードで解決するそうです。ただ、「レアケース」がRAZR Mだけなのかどうか知りたいところなので、だめもとでサポートセンターにきいて、わかったら追加したいと思います(確約はできませんー)。

【UPDATE】ソフトバンクのサポートセンターに「Nexus 5にRAZR MのSIMを入れた場合、アクセスインターネットプラスの設定にしてもデータ通信ができませんでした。御社で販売しているスマートフォンで、SIMが同じような設定になっている機種は他にもありますか?」ときいてみたのですが、4カ所転送された結果、「取扱説明書に書かれている範囲以外のことはおこたえできません」というお返事でした。

私の説明のしかたが悪かったんだと思いますが。。。そもそもNexus 5ってなんですか、ということで、よくわかっていない人同士の会話になってしまいました。

謎のままです。お役に立てずごめんなさい。【追記】長くなったので別投稿に追加情報をまとめました。

Googleのオリジナル端末「Nexus」シリーズは、いつも日本は置いてけぼりでした。発売しても米国よりしばらくあと。それが「Nexus 5」は発表と同時に日本のGoogle Playでも発売。おおお。

1月にMotorola RAZR Mを買ったばっかりで、しかもかなり気に入っているにもかかわらず、3万9800円という相対的にかなりお手頃な値段もあってうっかり買ってしまいました。

Google Playですから、当然SIMフリーです。

でも、SIMのサイズ(microSIM)も、サポートする周波数帯もほとんど同じ(3Gだけちょとちがう)だから、RAZR MのSIMがそのままNexus 5でも使えるんじゃないかなーと思ったわけです(今思えば素人のあさましさです)。

素人がSIMフリーに手を出したら怖いかもとうすうすは思いましたが、その通りの展開になりました。

発売日の11月1日にぽちっとして、4日には(アイルランドから)到着。るんるんとSIMをセットし、設定したらば簡単に開通したかにみえました。

が、おばかな私はデータ通信はWi-Fiのみ開通だったことに気付いていなかったのでした。

だって、通話できるんだもん。

通話ができたからといって、キャリアのネットワークでデータ通信ができるとはかぎらないことを初めて知りました(おい)。

引きこもり気味な私は、翌日外出して初めてLTEでデータ通信ができないことを知ってパニクり、(下北にいたので)もよりのバンクショップに泣きつきました。

ショップのおにいさんは「SIMにはロックかかってないんで、できるはずですよー。Googleさんにきいてくださーい」と。

しょんぼり帰宅し、翌朝Googleのサポートセンターに電話(フリーのメリットはこういうところ)。対応してくれたおねいさん、「問題ないはずですが、システム的にロックされているかもしれないのでソフトバンクさんにきいてください」と。

ソフトバンクのサポートセンターでは「ロックはかけていないので、できないのはおかしいですねー」と。もしかしたらということでアクセスポイントを設定してみてくださいということで、以下のアクセスポイントを教えてくれました。「他社が販売する携帯電話をソフトバンクモバイルで利用する」のページにある設定です。

アクセスポイント名:plus.softbank
ユーザー名:plus
パスワード:softbank

なので、[設定]→[その他...]→[モバイルネットワーク]→[アクセスポイント名]に新しくアクセスポイントを作り、上記の設定を入力してみました。

結果は「しーん」でした。

Googleもソフトバンクも「大丈夫なはずです」ってゆったのにー。

途方にくれて、スマートフォンに詳しいオルタナティブブロガーの方波見さんにFacebookで助けを求めました。

素人の私相手にいろいろ問題の切り分けをしていただいた結果、RAZR MのSIMはSIMごとに異なるユーザー名とパスワードを持っていることが判明。でもって、このユーザー名とパスワードは普通には表示されないのでした。

このユーザー名とパスワードを確認する方法はガジェットショット様が分かりやすく説明してくださっていることも方波見さんが教えてくれたんですが、ここで使っているCatlogというアプリでアクセスポイントの情報を見るためにはルートになる必要があることも判明。

そして、方波見さんによると、RAZR Mのアンロックコードは売られていない(そんなものがあることすら知らない私)そうなのです。万事休す。

そしたらなんと、方波見さんがSIMロックフリーの「HUAWEI STREAM SoftBank 201HWを貸してくれると! 翌日届いたSTREAMくんにはちゃんとSIMアダプターがついていて、起動したらホーム画面にぽこんとCatlogが。素人の私でもミスらないようにとの方波見さんのご配慮に感涙。

RAZR MのSIMをSTREAMくんに挿して無事私のSIMのユーザー名とパスワードを入手し、SIMをNexus 5に挿してアクセスポイントを編集したらば......

開通しましたー(涙)。

Softbank

長い道のりでした。方波見さんからSTREAMくんを貸していただけなければここまでたどりつけませんでした。ありがとうございますー。だんなの会社の同僚様にもまとめ情報を紹介していただき、「大丈夫なはず!」と信じて作業できました。

やはり、素人はSIMフリー端末を買うものではない、という体験談でした。

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