Google DriveかDropboxか
スマートフォンで撮影した写真を自動でクラウドにアップロードする機能は、AppleのiCloudにもGoogle+にもMicrosoftのSkyDriveにもあります。そして、先週金曜日にDropboxにもその機能が追加されました。
無料で使える容量では25GバイトのSkyDriveが一番ですが、マルチプラットフォーム対応という点ではDropboxが有利になりそうです。金曜日にはまだAndroidアプリしか公開されていませんが、もしAppleが「iCloudと競合するからみとめない」とか狭量なことを言わないかぎり、もうすぐiOS版も登場するでしょう。Windows Phoneがもっと普及すれば、Windows Phoneアプリも公開されるかもしれません。
Google+のiOS版でこの機能が有効になった段階で、AndroidとiOSに対応したGoogleが一歩リードでしたが、Google+には解像度の高い画像は自動的に圧縮されてしまうという制限があります。
それなら、解像度を気にせずに、しかもiPhoneからもiPadからもAndroidからもWindows PCからもMacからも(PCにつないだ)デジカメや携帯電話からも写真をアップロードできるDropboxの方が便利です。
こんなに若い(2007年創業)新興企業に自分の大事な全写真データを預けていいのか、という心配はありますが。昨年のBシリーズ増資では2億5000万ドル獲得しています。投資した豪華なメンツを見ると、そうすぐにコケてしまうことはなさそうな気もします。
それに、じゃあ、Googleに全写真データを預けていいのかというと、同じかそれ以上に心配です。プライバシーの点で。
うわさのGoogle Driveは、Googleのさまざまなサービスを使っているユーザーにとって、すごく便利なものになると思います。GoogleがGoogle+でやっているように、あらゆるサービスとGoogle Driveの連係を強めるでしょうから。3月1日に予定されているプライバシーポリシーの更新は、もしかしたらGoogle Driveスタートに合わせてのことかと思うくらい。
「Googleが悪いことするはずない」と思えれば、Googleに身も心もまかせてしまえれば、ものすごく便利で楽になると思います。でも、そういうわけにはいかないですね、なんだか気持ち悪くて。
このブログでも何度かご紹介している「EPIC 2014」のビデオを下に貼っておきます。