Google+となるとなりふり構わなくなっちゃうのはなぜ
最初になんだかなぁと思ったのは、Google+が一般公開されたときの、Google検索トップページについたやじるしでした。
Googleは営利企業だし、自社サービスでほかの自社サービスの宣伝をしても法律的に問題があるわけではありませんが、Google検索は既にもうなんとなく、感覚的には公共のサービスになっている気がするので。
いつも「Don't Be Evel」を提唱し、検索結果の公平さや透明性を(いろいろ失敗はあるにしても)保つ努力をしていると主張しているのに、Google+のこととなると、なんだか変。
そして、「Search plus Your World」です。Googleアカウントでログインして検索すると、Google+の友達の投稿とかが検索結果に出てくるというやつ(大まかすぎですがそういう話です)。Google+をいっぱい使っている人にとっては素直に便利だと思いますが、ログインしていなくても検索結果にGoogle+の推奨アカウントやページを表示するっていうのは行き過ぎだと思います。Google検索を、Google+の“キラーアプリ”として使っているようなものだから(もちろん、これも、Googleは営利企業だし以下同文、ですが)。
いっそ「だってうちのサービスだもん、偏重して何が悪いというんだー」と言ってくれればまだすっきりするのに、Twitterが懸念を表明したら「えぇっ、Firehoseの契約を打ち切ったのはそっちじゃーん」と言ったり(Googleが出した条件を飲ま(め)なかったらしい)、シュミット会長も「FacebookとTwitterと話し合う気はありますよ」と言いながら具体的にはアプローチしていないみたいだったり(そしてこういうときにラリー・ペイジCEOはGoogle+で沈黙していたり)するのが気持ち悪いのです。
圧倒的巨人のFacebookに後発で対抗するのはすごく大変なんだろうとは思いますが、そこはひとつ、フェアにやってほしいところ。
そういえば、昨日一時的に私も使えるようになっていたこの新サービス、今日はまた使えなくなってますが、これはどうしてなんだろうかー(いろいろ試してみたかったのにな。下の図は魚拓です)。あ、さっきまでトップページにあった「Try It Now」のリンクも消えてるぅ。仕切り直すつもりかな。
明日はもっと楽しい新技術の話とかの記事を書けますように。