「Path」――パーソナルネットワークという提案
Napsterのショーン・ファニングとFacebookのデイブ・モリンがステルスモードで準備していた新しいソーシャルネットワーキングサービス「Path」が米国でスタートしました。
私は非ソーシャルな人間なので「またソーシャルかー」と思うところではありますが、FacebookやTwitterの開かれたというか、悪く言えばうすーい人間関係に疲れちゃった人向けの「本当に大切な50人」の閉じられた「パーソナルネットワーク」を提供するサービス、ということのようです。
そう、ネットワークの上限が50人というところが特徴の1つになってます。
今のところiPhoneとiPod向けアプリしかない(しかも米国App Storeのみ)ので使ってみることはできませんが、スマートフォンで写真をとって、コメントをつけてネットワークに投稿し共有する、というのが基本的な使い方のようです。信頼している大好きな人しかいないはずのネットワークなので、安心して投稿ができるわけですね。
バックには伊藤穰一氏、アシュトン・カッチャー、ロン・コンウェイ、ティム・ドレーパーほか多数の目利きな皆さんがついています(目利きかどうかは別としてケビン・ローズとY Combinatorのポール・バックハイトも)(ReadWriteWebより)。こんなキラ星のような皆さんでも、本当に大切な人を厳選したら恐らく50人以下におさまるってことなんでしょう。
私の場合だと10人いるかいないか、かもしれません。でもなぁ。ネットワークを作るということは選ぶということで、あんまりやりたい作業じゃないかも。1人のユーザーが作れるPathは1つみたいですが、人気者だと複数のユーザーのPathに含まれることになるはずで、そうするとPath参加の承認を慎重にしないと結局Facebookなどと同じようなことにならないのかな? とか疑問もわきます。まぁとにかく、明日から始まるWeb 2.0サミットでいろんなことが分かってくると思います(明日は自己都合でどうしても会社を休まなくちゃならないんですが、別の日にすればよかったなぁ)。
Android向けアプリも開発中みたいなんで、「できたら教えてね」に申し込んでみました。
さっそくウェルカムメールがきました。「Pathはあなたが自分自身になれる場所、親しい友人と人生を分かち合える場所です。楽しんでね~!」とのこと。