Googleにはシェア争いじゃない成長の方法を開拓してほしい
この仕事(ニュースメディアで翻訳記事を担当してます)をしていて楽しいのは素敵な新サービスが出た!という話を紹介できることなんですが、ここ最近のMicrosoftとGoogleの新サービス合戦には食傷気味です。Microsoftの「Office Web Applications」に対抗してGoogleはどんな手を繰り出すのでしょう。
なんでも昔を振り返るのは年寄りの悪いくせですが、昔のGoogleは「ねえねえこんなのあったら便利だよねっ」というノリで面白いサービスをたくさん出してました。企業は成功するとどうしても成熟期を迎えて、しかも株式公開してると常に成長しなくちゃいけないのでいつまでもそんなノリだけでいるわけにいかないことは分かるのですが。なんとか人のシェアを奪わずに成功する道をみつけられないもんでしょか。Googleほど優秀な人材がそろってても、それは難しいんでしょか。
Six Apartのアニール・ダッシュ様がブログで書いておられますが、Microsoftだって別にevilなわけではないし、Googleがシェア争いするのは「Don't be evil」に反するとも言えません。健全な競争は市場を活性化するというのも正しいと思います。でもシェア争いってどうしても醜くなりがち。パイの全体が決まっているわけだから、どうしても相手から奪うわけで。ユーザーとしては、MicrosoftもGoogleもユーザーそっちのけでシェア争いに没頭したりしないでほしいなぁ。
ところでアニール・ダッシュに「様」がつくのは、昔この人がSEOコンテストで「小細工なんかしなくてもいい記事を書けば結果は出るんだよ」とものすごくかっこいいことを証明してくれた人だからなのでした。
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