Wolfram Alpha 答えを考えるGoogle、なのかな
Googleはネット上の膨大なデータから検索ワードに合う答えを見つけてきてくれますが、Wolfram Alphaはデータを利用して自ら「考えて」答えをひねりだしてくれるらしいのです。セマンティックWebとも違うみたいで、アルゴリズムとかいろいろ駆使してコンピュータが自然言語のデータを基に考えるらしい。
複雑系とかセルオートマトンとかむずかしーことの権威で天才のスティーブン・ウォルフラム氏が自身のブログで「5月にスタートできそうなので紹介しておきます」と発表しました。
凡人にはブラックボックスの中でどんなすごいことが行われているのかは理解できませんが、ちゃんと機能したら凡人も享受できるすごく便利なツールになりそうです。
セマンティックWebツールTwineの設立者ノヴァ・スピヴァク氏が分かりやすい解説をしてくれているのですが、それによると「今月のシアトルでの平均降水量は?」とか「Googleの株価が300ドルを超えたのはいつ?」といった自然言語での質問に答えてくれるそうです。原則、答えが1つのファジーでない質問に限られますが(「どうしたら彼女ができますか?」とかはだめですね、たぶん)、Googleのように既にある答えを探してくるのではなく、ネット上のデータから答えを出すのです。
出てきた答えが本当に正しいかどうかどうやって裏をとればいいんだろうとか、悪用できるんじゃないかとか、疑問もわいてきますが、早くつかってみたいです。
5月の楽しみがゴールデンウィークだけじゃなくなって嬉しい澤でした。
追記:広瀬さんが記事にしてくれましたー。
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