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MSのLive Search Booksはなかなか工夫満載

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 John Wiley & Sons、McGraw-Hill、MIT Pressと、開発関係のお仕事をしている方にはなじみの出版社も参加するMicrosoftのLive Search Books。記事を掲載したのでさっそく使ってみました。

 以前読んで、「あの話ってあの本に載ってたんだよなぁ」というような場合にいいです。この部ログでもご紹介した「The Perfect Thing」で、ビル・ゲイツと「クールとは」について議論した部分を探すことにしました。

 まずLive Searchの検索窓に「The Perfect Thing」と入力。検索結果として「1-3 of thousands」ということでトップにお目当ての本が出てきました(マイナーな本の場合はもっとキーワードで絞らないと大変そうです)。画面右の書籍カバーの画像の下のインジケータは、検索した言葉が本の全体のどこにどのくらい含まれているかを示しています。

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 お目当ての本をクリックするとその本のプレビューページになるので、そこで「Search inside the book」とある枠に「Bill Gates」と入力。すると枠の下にずらっと該当するページが数行のプレビューと一緒に表示されます。そこから見当を付けてページ数をクリックすると右に該当ページが表示されるのですが、「この書籍の出版社は個人で閲覧できるページ数を制限しています。MSNにログインすれば、31ページまで表示できるようになります」と出ました。

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 これっていい考えだと思います。人によって見たいページは違うから、「最初の1章だけ閲覧可能」とかだと検索できませんが、これならある程度対応してもらえてる感じです。ログインして該当ページを表示すると(画像は別のページです。画面キャプチャを忘れて後戻りできないことになっちゃったんで)、ページの右にスクロールバー兼位置表示バーが。このツール、本全体のどの辺に検索キーワードが載っているかが分かるんです。あと、1ページにたくさん載っているほど色が濃くなるようになってます。

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 で、調子に乗って31ページずんずん開いていると、「あと●ページ」と表示されていた部分が「All preview pages have been used」になって先に進めなくなります。そうなるとページの右側のバーで、未読の該当ページはグレーになっちゃいます(既読のところは緑のままで、何度でも見直せます)。

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 ちなみにGoogle Book Searchでは、この本の中の検索はできませんでした。

 こちらの記事で、ロイターではAssholeも書いちゃいけないのかーと妙に感心した澤でした。

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