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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

計画してから実行する日本人とドイツ人、始めてから考えるアメリカ人

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かなり中身の濃い出張もほぼ終わり、あとは明日帰国するのみ。

今回は、Webの移行についての話が中心でした。現在のエンバカデロのWebサイトを国際化し、現状codegear.comにとどまっている各国のサイトをここに統合します。しかし、ふたを開けてみると、各国の要求を十分に満たして実装準備をしているのではなく、その辺は、やりながら要望を聞いていくというもの。実際、ある程度ページを作成してみながら、このケースはああだ、こうだとインフラ側を実装するメンバーと何度も打ち合わせをして、アジャイルに進めていきました。

国によって複雑な状況を持つヨーロッパは、実装にもあの手この手のアイデアを出してきます。英語が基本のアメリカ人には、あまり想像できない世界のようです。一方、ありとあらゆるものを翻訳しなければならない日本についても、ヨーロッパとは違う事情があり、その辺をすり合わせながら、最適解を探るといった状況でした。

遅くまで仕事をしてから、路面電車に乗ってそのドイツのマーケティングの彼と食事に行きました。はじめはビールだし、日独は気が合います。

Bbg

彼曰く、「しかし今回はこの時期に来てよかった。最初は何も準備できてないじゃないかと思ったけど、勝手に実装されてたら直すのが大変だった。」

まったくそのとおり。「しかし、日本人やドイツ人は、ちゃんと計画してからコツコツと実行していくよね。でも、アメリカ人は、計画しないで始めて、問題にぶつかってから考える」

「でも、彼らはそれで月に行ったんだよねぇ。思慮が足りなくて問題にぶつかっても、それを解決するとヒーローになる」

金曜日は少し早くあがれたので、オフィスからてくてく歩いて、SFMomaにちょっと寄ってみました。空港に売店があってよく小物を買っていたので、前から行って見たいと思っていたのでした。みんなバシバシ写真を撮っているので、特徴的なオブジェをひとつ撮影してみました。

Moma

帰り道、ホテルに裏手から入ろうとしたら、外観がディズニーシーのタワー・オブ・テラーに似ていることに気がつきました。表側は、増築しているのか、新しい外観で全然わかりませんでした。

Hch

そういえば、エレベーターも相当古かったような。一気に落ちることはないと思いますが。

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