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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

【ちょっと宣伝】ダイナミックな男たち!

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金曜日は音楽ネタか、と思いきや、なかなかそこまで手が回らず、ソフトウェア開発については分かりませんという読者の期待を裏切って申し訳ありません。音楽ネタについては、来週の投稿をお約束するとして、今日はソフトウェアの話題を(ただし若干宣伝が多めです)。

Rubyな人々
今回3rdRail 2.0とTurboRubyの日本語版をリリースしました。今回の新バージョンの目玉は、R Optimizer。Ruby/Ruby on Rails向けのプロファイリングツールです。3rdRailに関してパートナー関係にあるNaClさんとは、製品開発でも協業を行っており、機能要求に関してもフィードバックをいただいています。昨年のRuby会議では、まつもとさん自らも「プロファイリング」をテーマとして掲げていたように、この機能要求の中でもプロファイリング機能があがっていました。今回、それが初めて製品に搭載されてきています。
ちなみに、TurboRubyと3rdRailの違いは何かというと、RubyのみかRailsを含むか。IDEの基本機能は同様で、Railsフレームワークを使った開発の場合には、3rdRailを選択いただくとRailsのための支援機能が使えます、ということです。

PHPなのにDelphi大好き!
PHPは、Web開発に広く普及しています。しかし、開発には大抵エディタを使うかコーディングを支援する統合開発環境を使います。スペインの海辺の町アリカンテに住むJosé León氏は、Delphi使いでありかつPHP使い。彼は、Delphiのようにマウス操作でユーザーインターフェイスを設計できるPHPの開発環境があったらな、と自ら開発。最終的にCodeGearとのアライアンスにより、Delphi for PHPという製品に仕上がりました。
Delphi for PHPは、コンポーネントによるビジュアル開発をサポートしていながら、作成したアプリケーションはPure PHP5で、自分でコンポーネントを作成したり、カスタマイズできます。このPure PHP5のコンポーネントというのが、おもしろいアーキテクチャで、Windowsのコンポーネントだと、描画部分がWindows APIに大きく依存しますが、PHPはWebアプリケーションなので、実質HTMLの出力です。そのため、ブラウザが解釈できるものならば、JavaScriptでもなんでもOKなのです。ということで、例えば、Google Mapなんかをカプセル化してコンポーネントとしてペタペタ画面に貼ることもできます。

そんなユニークなツールを開発したDelphi for PHPのチーフアーキテクトJosé León氏が、15時間以上かけて日本にやってきます。参加する主なイベントは以下のとおり。


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