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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

Delphi書籍プロジェクト進行中!

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先日のデベロッパーキャンプでもお約束したのですが、「Mastering Delphi」の著者であるMarco Cantù氏の最新作「Delphi 2009 Handbook」の翻訳を開始できるようになりました。Marco氏は、イタリアで技術書の執筆やコンサルティングを行っているDelphiコミュニティでは有名な方で、今回の書籍は、Delphi 2009のリリースに合わせて出版したものです。

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400ページとかなりボリュームもあり、専門的な内容であることから、翻訳のコストと販売のバランスがとりにくいとなかなか日本語版出版を実現することが困難な状況でしたが、Marco氏本人の協力と、翻訳を自前でやってしまうことで、なんとか力技の実施にこぎつけ、先日、翻訳出版契約も完了しました。

とりあえず冬休み中にガーッと翻訳して、現在半分ぐらいのところまで来ました。社内のエンジニアが荒い訳をレビューしてくれています。なんとか2月中には校了に持っていきたいと思っております。

内容は、Delphi 2009で新たに採用した、Unicodeのフルサポートを、既存コードとの互換性の視点で詳細に記載しているところや、ジェネリックス、無名メソッドなどの新機能、特に言語の機能面がコードともに詳しく記述されています。ビジュアル開発を特長するDelphiですが、言語フリークを自認する彼ならではの内容になっており、Delphi 2009を使うなら必携だな、いやー翻訳しないで製品だけってわけにはいかなかったなと改めて思っております。

ということで、翻訳版の出版、ご期待ください!

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