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言葉が通じなくても愛(?)は通じる

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2009年の厚生労働省人口動態統計年報によれば、結婚総数(婚姻件数)の約4.9%が国際結婚だ。約34,000人が母国語以外で愛を語る計算だが、それってすごいなぁ、と常々思っていた(余計な御世話だが)

息子のベビーシッターが台湾の方で日本人と結婚しているのだが、当初彼女は日本語が、夫は中国語が全く話せなかったそうだ。
「どうやってそれで結婚に合意出来たわけ?」と聞くと、「数少ない知っている英語の単語を頼りに・・・なんとなく雰囲気でわかったのよ、若かったからね!」と笑う。
しかし、いくら若くてもそれだけ言葉が通じなければ結婚には至らないだろう??と不思議に思っていた。

さて、カザフスタンにいる年配の人にはほとんど英語が通じない。

私たち日本人チームはカザフスタンの運営者と毎日片道1時間バスに揺られて、競技場に行く。某カザフスタンの男性が、異国の女性を口説くのが礼儀と思ったのか、バスの中でずっとカザフ語で話しかけてくる。
彼の英語力はgoodという単語も英語で知らないほど。
周囲の冷やかし観客のカザフの人々も似たりよったりの英語力だ。とにかく英語が全く通じない。よって会話が成り立たない。にもかかわらず何を言っているのか、わかってしまうこの不思議・・・

彼は二人の日本人男性(うち一人は堀江さん)が私の夫でないことを確かめるや、僕は独身、明日あの日本人男性たちを置いて、メダウ渓谷まで君と二人でドライブに行こうとしきりに誘うのだ。

「あの二人は私の夫ではないが、私には日本に夫がいる!」と説明する気力は私にはなく、通じないふりをずっとしていたのだが・・・ドライブがだめなら夕食を一緒に食べようとまで誘われてしまった。なぜか彼が言わんとすることがわかってしまうので困ってしまう(笑)

ちなみに英語の単語よりドイツ語の単語の方が若干通じるらしく、LiebeとかIchとかしきりに叫んでいた。

一体その人は何者だろう?
KGBとかプーチンとかなんとなく物騒な単語は聞こえてきたのだが、関係は全く不明。

この言葉のレベルでもデートのお誘いが成り立つのだから、もう少し単語がわかれば結婚にだって行きつくなぁと、妙に納得した毎日のバス通いであった。

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