【5127台】若者の強みは、経験という重荷のないこと by J. Dyson
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ある方のツイートから、掃除機で有名な英Dyson社の社長・James Dyson氏のコラムを読みました。同氏は、紙パック不要のデュアルサイクロン掃除機の発明者として著名ですね。わたしはこのコラムで、彼がその発明に至るまでに、【5127台】もの試作機を作ったことを知りました。そして、彼が記した次の言葉をかみしめました。
…英Dyson社は、問題を解決する人を迎え入れ、失敗を許すところだ。われわれは若い人をたくさん雇っている。経験という重荷のない若者の心には、「何ならでき、何ならできない」という先入観による曇りがない。われわれは、リスクをとって可能性を示すことを恐れない人々を求めている…
※WIRED VISION 2011年4月15日 失敗のすすめ:ジェームズ・ダイソンのコラムより一部引用
学生の就職支援に携わるようになり、何かと動かない学生の背中を押すことを役割として動くようになっているわたしは、目の前の学生たちと、James Dyson氏がいう若者の強みとのギャップを強く感じます。そう、本来は、「知らない強み」をフルに発揮して、どんどん前に進むのが若者の強み…のはずです。もしDyson社長が、日本で新卒採用をするとしたら、どんな採用をするんだろう。今の日本の閉塞感に満ちた「就活」を目にしたら、どんな改善案を出してくれるだろう…そんなことを思った連休最終日でした。
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