中村昭典の、気ままな数値解析:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 中村昭典の、気ままな数値解析

○人、○%、○億円…メディアにあふれる「数値」から、世の中のことをちょっと考えてみましょう

 この土日、琵琶湖畔へ1泊でお出かけしてきました。東名・春日井ICから名神・米原ICまで高速を利用したのですが、米原で降りる時に、ETC装置から“ポーン♪ 料金は950円です~♪ ”の音声コールが。そっかぁ、忘れてた~、土日は昼中も高速料金が半額(100km以内)だったんですね。忘れてただけに、すごく得した気分になりました。

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 世界一高いと言われて久しい日本の高速道路料金。それがETC普及策として通勤割引・深夜割引などが導入されてお得感が出始め、2008年秋には土日の日中にも半額割引が適用されるようになり、お得度が増してきました。それでも海外と比べればまだまだ高額だとの声もあるようですが、それでも「半額」は、感覚的にかなり得した気分にさせてくれます。

 正直、ガソリン代が高騰した昨年春~夏にかけては、高速代が下がってもねぇ…っていうのが本音だったでしょうが、最近はガソリン価格もレギュラーで100円/Lくらいにまで下がったことで、クルマで出かけようかという人が増えつつあるようですね。一時的に姿を消していた日曜日夕方の観光地における高速渋滞も、徐々に復活しつつあるようです。

 それが間もなく、上限【1,000円】という画期的な料金制度が導入されようとしています。これは“高速道路6社が運営する全国の高速道路(首都圏や大阪市内の一部を除く)に適用され、土日祝日は上限【1,000円】で高速道路乗り放題!”というもの。新聞発表によれば、

  • 例えば、東北道の青森インターから北陸道や大阪圏の名神高速などを経由して九州道・鹿児島に行く場合、上限1,000円に大阪圏の別料金1,500円を加えた2,500円だけで済み、従来の39,250円から9割引き以上になる

  2009年1月16日付け中国新聞WEB版より一部引用

 コレ、結構いいじゃんって気がしませんか。まだシンクタンクなどから経済効果の試算発表はされていないようですが、観光・旅行産業をはじめ、いろんな分野で消費が活発になるでしょうし、若者のクルマ離れ解消にも少しは寄与するでしょう。また地方振興にも貢献が期待されます。

 この作戦の最もよいと思うのは、「気運」が盛り上がるという点です。実際に経済効果が上がるためには、そんな空気感・ムードというのがすごく大事だと感じています。青森から鹿児島まで高速を降りずに走り続ける旅行ってのは、さすがに非現実的な例でしょう。でも、1,000円なら「どこか行こうか」といったキモチになりやすく、その結果、消費行動が高まる。消費者を動かすには「理屈」も大事ですが、その気にさせる「雰囲気」って大きいんじゃないでしょうか。

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 ようやく参議院での審議入りとなる2008年度の第二次補正予算。この目玉である『定額減税』については、いろんな反対意見が飛び交い、実際に効果が上がるかどうか、実施する前から懐疑的な「雰囲気」が漂っています。せっかくの大金を使う作戦なのに、やる前からムードが悪い。一方、その影に隠れて、まだあまり話題にも上がっていない、高速道路上限1,000円乗り放題作戦。私なら、、、まず金沢グルメ旅と神戸グルメ旅はすぐ実施。どうせなら本四連絡架橋走って四国グルメ旅ってのもいいですよね…ん? グルメばっかりだぁ。。。

中村昭典

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コメント
Ifreeta 2009/02/09 10:31

株価も景気も人の気分で変わるものなので、このような景気対策が効果があると思います。
減税などでお金を配っても人の意識は変わらないからそれほどの効果はないんですよねえ。

中村昭典 2009/02/09 10:49

Ifreetaさん、コメントありがとうございます。
 
そうなんですよね、目に見えない空気・雰囲気みたいなことを、うまくつかみ取ることって、すごく大事ですよね。
 
これは個人的な意見ですが、、、
定額減税については、方法論の問題はあるにせよ、
ちょっとネガティブな声ばかりがネットを中心に出過ぎている危惧を感じています。
私たちは、これが民意なのかどうか、ちゃんと判断しないといけない。
つまり、本当に生活に窮しており、定額減税を心待ちにしている人たちの声が浮かび上がっていない気がします。
いつもそうですが、ネットは万能ではないので、
流れている情報をどう解釈するか、自分なりのモノサシが大事だと思います。


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中村昭典

中村昭典

元リクルート・就職情報誌編集長。現在は大学でキャリア支援領域の教育研究者。
「一人でも多くの人に、働く楽しさを伝える」をテーマに、いろいろ試行錯誤する日々です。
趣味は海山畑で食材を調達すること、カフェで一人ボーっとしながら人間観察すること

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