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時事ネタ、マーケットや経済の話を、ファイナンシャルプランナーの視点で難しい話もなるべく専門用語を使わずにできるだけわかりやすく解説します。ときどき、思いついたこともそのまま書くこともあります。よろしくお付き合いください。

無視と関心

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 マザーテレサの言葉に「愛の反対は、無視、無関心」とういうのがあります。無視、無関心は、相手との関係を断ち切ることで、つながりをなくすことです。これはボランティアの世界でも語られる言葉で、少しの関心が社会を救うことはたくさんあります。

 湯浅誠さん、東京大学卒業の社会運動家で、あの派遣村の村長でも有名です。彼は、NPOを通じて、社会的弱者の救済をされていますが、東北の講演で、この言葉を使われていました。少しの関心が社会を救うというのは、実に奥が深く、実に大切なことだと感じます。

 無視、無関心は、実に生きていくには楽なのかもしれません。社会との関係を謝絶する生き方は、わずらわしさからの解放のようにも見えますが、決して、社会との関係を断ち切って生きていくことはできません。

 夫婦間で、いつしかお互いのことを気に掛けなくなってきて、髪型を変えても何もわからないという、まさに無関心の関係が多いようです。

 無視は最悪の暴力です。おそらく、殴られるよりも心は痛いと思います。言葉の暴力は、拳よりも人を傷つけますが、その言葉すらない攻撃のダメージは計り知れないでしょう。

 関心を持つと、人は人を好きになれます。だって、すごく気になりますからね。人に限らず、物事でも、関心のあることは、とことん追及していきます。ずっとかかわっていきたいという思いが出てきます。

 関心は、時間の経過が苦痛でなくなり、時間を友達にすることができます。これはすごく重要です。時間が味方となれば、その間の空間が助けとなります。時間も空間も「間」です。人間も「間」です。「間」は関心で埋まります。人と人との間をつなぐもが「関心」なのですね。

 人間関係を改善する最初の一歩は、人とのつながりの第一歩は、相手に関心を持つことからなのでしょう。


 関心か・・・なんかいい言葉ですね・・・

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