2010年の新入社員は「ガンブラー型」と命名
毎年3月下旬に公益財団法人日本生産性本部(以前は坂川山輝夫氏)が名付けて発表されるその年の新入社員のタイプ。このブログでも4年間毎年取り上げており、昨年からは私家版も発表させていただいている。
『2010年の新入社員は「3Dテレビ型」と命名:ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦:ITmedia オルタナティブ・ブログ』
http://blogs.itmedia.co.jp/knowledge/2010/03/post-284e.html
というエントリを見て、今年もこの季節が来たことを実感しました。
2010年の新入社員は「ガンブラー型」と予想します。流行ったものが命名されることは第一条件として、こころはどのようなものでしょうか。まずガンブラーの主な生態は
- これまで何の変哲もなかったWebサイトを見たら
- 悪意のあるサイトに自動転送(リダイレクト)され
- 悪意のあるツールを送り込まれてしまい
- FTPサービスのアカウント情報などが盗まれ
- Webサイトが改ざんされ上記の1の被害が拡大する
というものになります。この被害の恐ろしい点は、主にWebサーバが被害拡大の中心になってはいるものの、SQLSlammerのようにWebサーバだけが被害の中心ではないというものです。拡散力はWebサーバの能力をフルに活かし、被害に遭うのは一般の利用者のPCというのはなかなか考えられています。
では今年の新人はというと
- 何の変哲もない新入社員を見ていたら
- twitterやらUstreamなどを活用したOFF会に誘い込まれ
- iPhoneやBlackBerryなどを買わされてしまい
- twitterやSNSなどのアカウントがバレて
- 自分も仲間を増やし、1の仲間が増えていく
というものになります。この恐ろしい点は、主に新入社員がコミュニティ拡大の中心になってはいるものの、同期会のように新入社員だけが集まりの中心ではないというものです。拡散力は最近の若手の横のつながりをフルに活かし、いつの間にか先輩社員が勉強会の講師に担がれているというはなかなか考えられています。
毎年ながら、ネットで色々と言われていると本家の方も選ぶのが大変だろうと思いあさっての方向を狙ってみました。ガンブラーには注意が必要ですが、コミュニティ上手な若手社員とは積極的に交流していきたいものです。