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「一人のチカラで日経平均を動かせる男」に会って来た。

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昨日はここ20年~30年程度の時間の流れで、残念ながら持って生まれた才能や、長い時間を掛けて磨き上げた能力が市場で価値を失ってしまう例を取り上げました。

今日はこの20年程で能力を開花させ、一人の力で日経平均を動かせるまでになった個人投資家 cisさんのご紹介です。

印税ゼロで著者が本当に書きたいことが収められているということで話題になっていたので、発売当初に購入してこちらの記事を書かせてもらいました。

そして、昨日トークイベントが開催されて生でcisさんの話を聞く機会を得ました。

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トレード内容の話題に興味ある方はツイートのまとめをご覧いただくのがよいと思います。

話を聞きながら感心したのはその精緻な仮説思考。

需要と供給のバランス、親会社との関係性、アメリカの株価動きとの連動性など、様々な変動要因を考慮しながらロジックを組み立て、独自の仮説を生み出してトレードで成果を上げているというのは、まさにビジネス領域でも活用できることであり、以前のブログにも書いたように株のトレード以外の面でも学ぶべき点が多いです。

cisさんのロジック主義は小学生時代から培ってきたもののようで、この目次を見ても分かるようにゲームが得意という才能が加わったことが成功の一因でしょう。

第4章 職業・トレード職人

ゲームが得意というスキルが活かせる時代に
生まれてよかった。
トレードとは「お金の奪い合いゲーム」であり
今の僕はトレード職人でにすぎない。

昨日のエントリに書いた寿司職人だけでなく、デザイナやカメラマン、ミュージシャンに求められるスキルも時の流れの中で大きく変化しました。

その現実は、望むと望まざるとに関わらず、そこで働く人間に影響を与え、適合できない人間には退場を迫るサイクルが回っています。

他方、時代の流れと自身の才能がうまくシンクロすると途方もない成功を手にすることも可能な時代でもあり、自分の仕事について

  • 最先端だから未来が予測できない
  • 究極に近い"不完全情報ゲーム"
  • 日々やることが勉強になり、実力をつけることになり、お金にもなる。
  • 資本主義は人類史上最高のゲームかもしれない

↑このような考え方で取り組んでいるからこその結果なのかもしれません。

ただ、時間の流れは現在も続いており、これからはもっと違う才能が求められるのかもしれず、AIが人間のトレーダーを不要としてしまう日が来るかもしれません。

ITmediaのブログらしいネタとしてご紹介しておくと、このイベントでもAIに人間のトレーダーが勝てるのか?という話題がやはり出ました。

そこでcisさんが指摘したのは、AIには恐怖心がなくても運用元にはそれが存在する。また投資予算の制限などリスクコントロールとAIに取り引きに関する変数を入力するのは人間がやる以上、ここしばらくの間は完璧なAIは出来ないだろうと、ご自身の考えを披露してくれました。

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日本でインターネットが本格的に普及しはじめたのはここ20数年のこと。インターネットと関連するテクノロジは、ネットを通じたトレードを可能にし、日本でデイトレーダーが活躍できる素地がうまれるようになったのが1999年頃とされています。

20数年前には存在しなかった職業にチャレンジして日経平均を動かすという桁外れの実績を持つcisさんの話を直接聞く機会を得られたことは本当にラッキーでした。

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