いまどき個人がメッセンジャーで即座に連絡とれるのに、社員に「連絡が取れるか分からない」と臆面もなく答える会社って、、、
携帯電話が普及してそれなりの年月が経過しています。電子メールにしてもインターネットが普及し始めて15年~20年程度が経過していることに驚いたりもします。
そして、ここ最近はFacebookが提供するメッセンジャー機能やビジネス用途のチャットサービスを利用する機会がわたしの周りでは増えつつあります。
このような状況下では何時、どこにいてもすぐに連絡があり、対応や判断を求められる状況になっているビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。
ただ、世の中にはこういうサービスの導入はあくまで受け入れないというスタイルの会社さんもあるようです。
これは経営方針に関する話なので、どちらが良いとか悪いという話ではありません。
昨日、弊社のとある機器を導入している会社の担当者に電話連絡したところ、「外出で夜まで戻らないかもしれず連絡が取れるかわからない」(何かしらの事情で連絡が取れないという事が確認できているのではなく、あくまで連絡取れるのかどうかが分からないという説明)と朝9時の時点で言われてしまいました。
更に、この状況説明のあと、こちらの用事を聴くというアクションが先方から行われることはありませんでした。
少なくともわが社では、所在と予定はGoogleカレンダーで共有されており、用件の確認と急ぎの用事であればメールでの連絡かコールバックさせたほうが良いかを確かめるよう社員教育をしています。
この前提があるので、こちらの自社都合だけを話して取引先であるこちらがどういう対応を望んでいるのかを確かめもしない対応は自分には理解できませんでした。
こういう話を書くのは控えておりましたが、、携帯電話とスマホを多くの人が持ち歩き、昼間の電車の中でも時間を惜しんでこれまた多くの人が画面に向かって何かを打ち込んでいる光景が繰り広げられている現代に「連絡が取れるか分かりません」で電話を切られるとはまったく予想していませんでした。
これだけ個人間のSNS利用がなされ、即座に連絡がとれるテクノロジーがあるにも関わらず、それを活用しない企業もあるのはある意味すごい事だと思い書いてしまいました。
この会社がメッセンジャー系のツールでやり取りをしているのか私には判断つきませんが、セキュリティやらプライベートとの兼ね合いなど、導入しない理由はいろいろ見付けることが出来ることでしょう(遠い目)
こういう事をいろいろな場面で体験しながら、お題目として「社員全員がマーケティングマインドを持たないといけない」とか「経営戦略として市場、企業内部、そして市場と企業とのインターフェースに対して戦略的な適合が考慮されている」というような言葉だけが先行してしまう寂しい状況には自分はしないと心に誓いました。