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ただただ長時間労働に陥る早朝出社は止めましょう

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朝7時くらいの出社をやってみると、ラッシュ時の通勤に比べ電車の中で不快な想いをする事が少ないとか、オフィスで落ち着いて仕事が出来る以外にも予想以上の効用があって気に入っています。

ただ、制作系の会社の場合、午前中に依頼があるケースよりはクライアント側で会議なりが行われて、そこから業者に依頼というステップがあるため、どうしても午後や夕方にかけて依頼が行われるのが通例で、これ以外に業務時間といった概念とはまったく無縁の依頼もあるのも事実で、ここに長時間労働で対応しようとすると何らかの無理が出てきます。

数年前に購入したビジネス書に、1日14時間働けは凡人でも絶対負けないというトピックがあって、ここでは「ランチェスターの法則」を使って

「人の仕事における価値」=「才能」×「時間の二乗」+「過去の蓄積」

こういう計算式を紹介、兵力の3倍投入で勝利、4倍投入で圧勝という考え方から、1日14時間働けば凡人でも経験ゼロでも絶対に負けないという考え方を紹介しているモノがあり、まあこれも人間の集中力が維持可能な時間であったり、具体的にその時間をどう利用しているのか、単なる長さだけで判断しても駄目だよねって事は踏まえたうえでの話になりますが。

やはり9時~17時は電話やメール、その他の社内外からの変動要因で予定していた仕事が処理できなくなる事も多く、早朝時間に仕事をすることでこの辺のリスクヘッジはそれなりに有効に働いてくれると思います。

早朝活用については、諸先輩が多いオルタナブログでなんで自分もこんなエントリ書いたかというと、

最初労働時間が増えただけでただただ処理系の仕事で人の4倍、5倍働いたといっても、早々に息切れモードに陥ってしまったのですが、ランチェスターの法則的に7時から夕方までの仕事の仕方で人の2倍働く事が可能なら、お客さんの側との合意をうまく取り付けながら、処理系の仕事はこの時間でやっつけてしまい、その後の時間(酒を飲まないようになってから早17~8年が経過しようとしていますが)は人との交流や読書など、自分の情報蓄積のための時間の確保がやはり大切だよなと痛感したからです。

小さな制作系の会社の便利なところとして、イレギュラーへの対応など小回りが効くところを残しておかないとその存在価値が揺らぐ側面もあるので手探り状態ではありますが、誰もが出来る仕事の価格の下落状態スピードはどんどん高まるばかり、課題解決や付加価値の創出というようなところに自分たちの活躍の場を持てる努力や工夫をしない事のほうが総合的な危険度は高いと思う訳です。

何だかんだでこの10数年のIT化の流れの中で仕事のやり方などが大きく変化した経験ある方多いと思うのですが、これを40半ばから60なり、70近くまで追いついていこうと思ったら結構大変な事ですが、独立自営の身としては続けないと話にならんという現実の話であり、これからのフリーランスを含めた独立起業者には、現時点での実務能力のほか、それが必要になる場合と不要な場合が出てくるかと思いますが、学習と実践の場を開拓していく能力を維持する努力をしているかが、いざというときに大きな違いになって表れるだろうなと感じている今日この頃です。

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