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「Google Maps Coordinate」地図上で同僚とコラボレーションというが説明の仕方を工夫しないと労働者には監視強化と映るばかり…

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Google、地図上で同僚とコラボレーションする「Google Maps Coordinate」を日本でも発表したようで、twitterでこのネタのツイートをざっと眺めてみると監視強化というどちらかというとネガティブイメージ先行している印象です。

たしかに外出している社員が今どこにいるのが問答無用で判別されるのは監視強化として映って当然だろうと自分も思っていて

オフィスの外にいる社員の現在位置や移動履歴をGoogle Maps上に表示できるほか、業務内容に応じてGoogle Maps Coordinateからメンバーをアサインしたり、メンバーに業務を割り当てることもできる。業務結果のレポートや過去の業務内容・場所などの情報も管理できるようになっている。

ここからもう少し踏み込むと、配送管理や選挙カーの運用、タクシー・赤帽などの配車計画、顧客の購買履歴を踏まえての効率良い営業ルートの選定などなど、こういったところのレポート作成の基本となる情報として位置情報と行動履歴は欠かせない情報。

ただ、地理情報とSFAやCRMのデータを連動させたシステムを大手企業なりはそれなりの投資をして導入済みのところが多いような気がしていて、場所の把握と移動履歴から抽出可能なレポートの中身がやはり問題かと

そうなってくると、「Google Maps Coordinate」単体では機能不足な面もあるでしょうから連携用のAPIも提供されるとのことで自社向けの追加開発は必要と思ったほうが良いかもしれません。

この手のサービスでコラボレーションという用語が使われる事が多いですが、冒頭ツイート内容の傾向についても触れましたが紹介する例が単なる位置把握だと労働者目線から映るのは監視強化でしかなく、宣伝する側や会社で導入する場合の説明の仕方は細心の注意が必要な気がしました。

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