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アップルの電子教科書にいち早く対応した出版社3社の教科書コンテンツをダウンロードしてみた。

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iBooks Authorを使った教材制作について先週末から何とか少しづつ時間を作って試行錯誤してみたり、海外で販売されている教科書コンテンツをダウンロードしてみたりと慌しい時間が過ぎております。

このタイミングで教科書の電子化に反対、賛成いろんな意見が当然、ましてや登場したばかりのこのツールが完璧なわけもなく、当然紙のほうが優れている部分だってあります。

電子化を推進したい側からするとこういう教育効果についての数字は大事かと思われ

米カルフォルニア州の中学校で、iPadを利用したデジタル教科書利用者と、紙の教科書利用者の試験的比較調査を行い、結果を発表した。同調査ではiPad利用者が約20ポイント高い成績を残したという。

ここに出てくる「HMH Fuse: Algebra 1」残念ながら日本アカウントでは入手不能なのですが、配布地域においてはビューワー無料、中味は$59.99で販売しているという電子教科書アプリです。

販売元は先日のアップルの発表の場でも取り上げられていた出版社

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  • PEARSON
  • McGrawHill
  • Moughton Mifflin Harcourt

この3社のひとつである「Moughton Mifflin Harcourt」が作成しているものでした。

アプリ版ですので機能的に、数値を入力すると変化するグラフやスクラッチブックなどなど、textbookシリーズよりも強力な作りになっていて、代表的な画面はこんな感じになります。(値段的にもtextbookは$14.99に対して$59.99という値付けですからこの位の機能差は妥当かと思われます)

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 PEARSONとMcGrawHillがtextbookとして提供している教科書は、自分を含め多くの人が試しているiBooks Authorで作成できる機能で作成できそうなコンテンツが並んでいますが、

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一部ウィジェット機能を使ったコンテンツも含まれて、前述の反応するグラフのように、自分の操作と結果がダイレクトに反応することで理解しやすい授業内容はきっと存在するはずで、その分野で今後いろいろなウェジェットが登場してくるだろうと推測されます。

今日は単体機能としての電子教科書の先進例をご紹介しましたが、もう1社アップルの発表で取り上げられていた会社でDK Publishing社があり、

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そこからは幼児向けの電子書籍と図鑑も発表されていて、従来開発肯定を経ずにePubで見開きレイアウトや映像を貼り付けるには辛い部分がありましたが、ノンプログラミングでこういうレベルの電子書籍・教科書・図鑑が作成~販売できるというはやはり大きな出来事だと思うわけです。

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あと今回の発表ではiTunes Uについての発表もあった訳ですが、こちらは体系的に物事を学んでいくとか、知的生産を行っていくうえでiPadがこんな風に役立つのか!と驚いた部分を明日以降ご紹介していきたいと思っています。

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