10歳でTOTOと競演してしまったMatthieu君はどんな人生歩むのだろう?
話せば長くなりますが、自分の場合音楽(ピアノ)のレッスンを小学校1年から3年まで受けていました。この他にも音楽と英語教育に熱心なカトリック系の私立学校という事もあり音楽の他、外国人の英語講師さんやシスターとかも居たこともあり昭和40年代の田舎生活のレベルとしては文化的側面への接触機会は多かった生活環境だったと思います。
ただこういう環境は小学校3年の機会に激変してしまい、そこからこういう教育環境から離れてしまい、高校時代に始めたエレキギターでは良くも悪くも独学でやっていく事になりました。
音楽をあくまで楽しいというレベルでやるのとはちょっと違う話しではありますが、そこから高校から数えればなんだかんだで30年くらいの年月が経過していて、ふと最近思うのは、やはり小さい頃のちゃんとした教育がいかに大事か…あとちゃんとした楽器とか機材を含めた練習環境と、記録しながら継続していくことに勝るものはないのだな…と痛感しています。
まず楽器。iPhoneとかiPadのアンプシミュレータを使えばお手軽な規模で良い音が手に入りますが、実際にバンド演奏するなら結果としてドラムを含む生楽器と演奏する必要があり、アンプやエフェクター、そしてギターも”ちゃんとしたモノ!が必要。
このちゃんとしたモノってどういうレベル?という話しになると思いますが、親の経済力が許すなら憧れのアーティストと同系統の機材を揃えてあげるのも一つの手かと思います。
自分の経験からも、本当のスペシャリストに作ってもらったギターはきっと死ぬまで手放さないと思っていて、これが若い頃に分かっていればなんとしてもフェンダーなりギブソンのギターをちゃんと買っていたと思います。(専門学校進学の時に記念に親が買ってくれたES-335が修理に出した楽器屋で盗難されたのが今でも悔やまれます…)
アンプとかエフェクターについても同じで、マーシャル、ツインリバーブに始まり、ヤマハのF-100とか、ローランドのジャズコーラスなどなどやはり確立したブランドの製品は1一時代を築いた音を再現できるという観点で経済的な面とその機材が保管できる物理的な余裕がある人は持っているべき機材と言えるでしょう。
冷静に考えれば、昭和30年代から40年代のあたりでLPが2500円でしたっけ?コーラが30円とか50円の時代にLPを気軽に買えるとかコレクションできるほど溜め込める人って家とかが相当に経済的な余裕があった人ですよね。その上で聞いてる音楽を自分で演奏しようってその当時の40万とかするフェンダーやギブソンのギターを買って、マーシャルとかのアンプを買える人ってやっぱノーマルじゃないですよね(苦笑)
でも、そこでお金と時間があって、ちゃんとレッスンした人たちは今の時代も生き残っているんですよね…(業界から足を洗った人のほうが絶対数としては多いだろうという話もありますけど、技術習得の観点からするとちゃんとやる事やった人はその技術をまだ保有していると思います)
何が悔しいって、自分の場合、家庭の事情とか自分ではどうにもならなかった事もありますけど、コツコツ積み上げ型の努力が苦手だった事と、ちゃんとした練習方法をちゃんとした楽器を使わずにやってしまった事の悪影響に今も苦しむことがあって、やはり若い時に独学で悪い癖つけてしまうと大げさな言い回しですけどそれに一生苦しめられるだな…と
10歳当時にこんな事が分かれば誰も苦労しないですけど(少なくとも自分は分からなかった)、人生すべてがリカバリ効かない事だけじゃないですが、こういった幼年期をどう過ごすかって大事だよなと。
Youtubeを見ていると小さい子供たちの驚異的な演奏映像とか、その他習い事の集大成が披露されている映像がそれこそ沢山あり、世界中に成長記録が共有されている事の良い面と、悪い面もあるとは思いますが、今回紹介するMatthieu君はまさにスティーブルカサーをギターヒーローとして他人からするとほんと羨ましい環境ではあるのですが、果たしてどんな人生歩むことになるでしょうね?
9歳の時から本物ではないけど、ルークモデルw
10歳になるとピックアップはEMGに進化!
そして、彼はこのギターを持って、10歳にして憧れのギターヒーローと競演することに!!
リーランド・スカラー写真撮ってくれちゃってるし、キンボールとルカサー、子供にネタ振り杉だろってw
13歳にして正真正銘ルークモデルになり、ルカサーのラックシステムを明らかに意識した超高給機材でシステム構築
こんなステージで初期TOTOの代表曲「Childs Anthem」を演奏してますwww
今日はフランスの小さなスティーブルカサーをご紹介しましたが、日本の布袋騎士にも期待しつつ、
15歳でサミー・ヘイガーと競演してこの余裕って凄すぎじゃないですかw