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GALAXY TABのような7インチ端末は欧米人より非力なアジア人が開拓していく分野かもしれない…それと老眼の人にも向いてるしw

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GALAXY TABの長期貸し出しマシンを貸与いただいてから2週間ほどが経過しました。

iPadを電子書籍端末として利用してもらうという側面から見た場合に、母艦必須にした事に疑問というか読書デバイスとして多くのユーザにiPadが行き渡ってもらうには母艦無しでも使えるほうが助かるのに…と愚痴をこぼしたことが相当な回数ありました(苦笑)

現在電子書籍のデモのために、iPhone,iPad,GALAXY TABの3台を持ちあるく生活になっているのですがiPhone,iPadのコンテンツ管理には当然ながらiTunesを利用しますが、GALAXY TABは母艦無しでも使える反面、画面キャプチャした画像とか映像・音楽コンテンツの管理にmicroSDカードも使えますが、やはりPCに接続して管理できたほうが作業が簡単な場合もそれなりにあります。

こういう場合GALAXY TABの場合、Samsungが配布しているKiesというアプリを活用することになります。KiesはSamsungケータイ向けのバックアップ機能、転送機能、マルチメディア管理機能が利用できるソフトでWinXP/Vista/Windows7で動作します。

Kies

Samsung Kiesの見た目は、さも接続されたデバイスのOSのように動作するアプリで、上記のようなコンテンツ管理機能の他にYotube,Facebook,Myspace,Flickrとの連携機能も備えています。

このアプリ言語として日本語も提供されている事もありがたいですが、、UIデザインもかなり優れていてマニュアルが無くても基本的な操作で困ることはないだろうという非常に素晴らしい出来栄えで、このアプリだけでMP3,WMA,OGG,WAVに対応したCDのリッピング、ビデオのコンバートも出来てしまいます。

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GALAXY TABですと音楽を聴くことでの用途も当然満たしてくれますが、7インチの画面(1024x600ピクセル)が重宝するのは映像コンテンツを手軽に楽しめる点がこの2週間の利用体験で一番メリット感じている面。

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さらに重さ380グラムということで、片手での操作も苦になりませんし、縦型でメールの読み書きをした場合、1画面で表示できる文字(情報)量が少なすぎず、多すぎずって良い感じな事、ソフトウエアキーボードが縦長時でもちゃんとスペース確保されているので、細かい操作が苦手になってきている中高年ユーザにもきっと受け入れられる仕様ではないかと思います。

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この大きさですと、両手持ちでメールへの返信を簡単な文面で処理するなら苦になりません。

また谷川さんがアンドロイド端末の入力の事に触れられていましたが、Samsungの場合オムロンと組んでいるらしく、GALAXY TABの日本語キーボードの設定画面ではiWnn IME for Samsung ver1.35というのが使われているようで、メールのやりとりをGALAXY TABでやる分に不便を感じたことはまだ無いですし、繰り返しとなりますが、iPhoneだとキーが小さすぎる、iPadだとその重さからどこかに置かないと操作しにくい…という不満を感じてこられた方々には7インチと380グラムというデバイスにきっと可能性を感じる(購入意欲をそそられる)のではないか?と思います。

iPadが対面での説明、解説の場面での優位性を7インチの端末が奪うとは思えませんが、あくまで自分だけのための情報を扱うという観点で見た場合、7インチ端末は非常に魅力を感じるところがあります。

場合にもよりますが、GALAXY TABはモバイル機器として認識されるのでPC用と携帯用で表示を自動的に切り替えるサイトではモバイル用のコンテンツが表示され、これが不便だ…と感じることがあるかもしれません(ちなみにアマゾンではモバイル用ページには視聴ボタンはついていないので、せっかくFLASHが再生できるのがウリでも、試聴ページには普通につながらないという例があったりします)

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また、GALAXY TABに搭載されているePubビューワーやら様々なアプリは7インチ用に表示切替をしている訳ではなさそうで、iBooksがiPhone用、iPad用で表示の解釈が違う事だったり、iPhone向け、iPhone/iPad互換、iPad専用で提供されているApple陣営のアプリと比較した場合、当然ながらこの側面においてもメリット、デメリットを感じる事となります。

例として、これも繰り返し言っていることのひとつですが、ひとつの確定したレイアウトとしてA4サイズの原稿をPDF化したものをiPhoneなりスマートフォン、7インチタブレットで表示した場合、40代中盤以降の人とか、目があまり良くない人には文字を読むだけでも苦痛を伴う事になってしまい、この点においてiPadの10インチ縦型表示の意味を感じる事ができます。

対してスマートフォンの画面ではプレーンテキストでスクロールしながら文章を読んでいくのは別段問題を感じませんが、1ページあたりで表示できる情報量がもう少しあっても良いかな…と感じつつも、ここはデバイスが手のひらサイズで一番お手軽に扱えるわけですから、スマートフォンにおいてはその手軽さがまずは大事という事になりますね。

そして、この7インチタブレットで、スマートフォン表示状態をそのままででかくした場合、見た目のデザインとしての美しさとか、緻密さを感じる事は残念ながらないのですけど、老眼で悩み始め、どうも小さい文字は辛い…という方々に一例として「青空読手」の表示例をご紹介しつつ、このような方々にはGALAXY TAB、一度は実機を触ってみる事をお勧めしたいと思います。

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