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SONYがiPhoneとAndloid向けの電子書籍リーダをリリース。音楽・映像と同様の対立構図が電書市場にも波及か!?

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以前にiBooksというかAppleがePubリーダーをPC用にリリースしてくれないものか…という個人的な希望を含めたエントリに書きました。

その思いは今も変わっていなのですけど、電子書籍元年としての2010年がもう1か月と少しで終わりそうなこの時期、電子書籍について反対を表明する出版社もあったりして、賛成・反対双方の意見がちゃんと交わすことが出来ることは大変良いことであるのですけど、例えば宝島社の別冊宝島 電子書籍の正体とかを読みながら「やっぱり電子書籍なんて儲からない…」という声が大きくなっている状況を感じつつ、個人的にはまずこの2010年って電子書籍元年というよりも、電子書籍「自炊」元年だったのかも…とこちらの小俣さんのエントリを見て思った次第。

ただ、この自炊代行については専門家のほうからの法律的に見るとちょっと問題あり…という指摘もあるようで、今後こちらの方面のビジネスが法的な規制で縮小・消滅の危険も内包している事は想定しておくべき事かもしれません。

日本国内の電子書籍ビジネスの雲行きが微妙な雰囲気を感じさせつつある中で、今年急加速した米国のほうではいろいろ動きが盛んなようで、この12月に新製品を投入してくるSONYがAmazonがハードウエアとしてのKindle以外に様々なデバイス用にリーダを投入しているように、SONYもiPhoneとAndloid向けの電子書籍リーダを12月にリリース予定で、現在ソニーの Reader Storeでこのような告知が展開されています。

音楽試聴についてAppleとSONYの競合関係が及ぼす影響は電子書籍の雑誌において紙では不可能だった誌上レビューと音源試聴をシームレスに繋ぐという観点で非常に困ったことがあるというのは以前にもここに書いた通りですが、映画・映像コンテンツについてもAppleTVとプレイステーションストアはやっぱり競合関係でこれはGoolgeTVでも同様の展開になるだろうと予想されるのですが、今回SONYが独自に電子書籍リーダーをiPhoneとAndloid向けに展開してくるという事で、DRMのかけ方次第によっては音楽、映像、そして電子書籍の分野においても似たような対立構造が出来上がってしまうかもしれません。

インターネットで流通しているモノ、情報はタダが当たり前だから当然ながら電子書籍も儲かる筈がない…という話も当然出てくるのですけど、AppleTVなりプレイステーションストア、Zuneビデオ、アクトビラなど映像配信モデルは従来型の有料サービスを展開していますから、電子書籍もそれなりの値段であとデバイスは自由に楽しむというスタイルを定着させるなら「今」が本当に大事なところなのかもしれず、

自分が今関わっている音楽系のePub雑誌についてはApple系、SONY系どちらのコンテンツを扱うのだとしてもePubというフォーマットをベースにしながらであれば電子書籍を発行、そこからの試聴とコンテンツの購入がスマートフォン、タブレット端末、PC、そして家庭内のテレビなどのデバイスの違いは意識せずに利用できる環境を構築するのはテクノロジ的なハードルは高くないと思いますので、ePubというオープンフォーマットの良さを活かした環境整備されてほしいものだと考えています。

ちなみにAmazonのKindleのほうもご覧のように、映像やら音声のサポートを強化している様子ですし、

Kindle_for_pc
kindle用にビデオ・音声が含まれた電子書籍をKindle for PCで表示した例。動作仕様は「Kindle edition with Audio/Video titles are only available for iPads, iPhones, and iPod Touch devices.」という事なのでビデオコンテンツ閲覧はできませんでしたけど、これが出来るようになったら最強の存在かもです

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iPhoneではご覧のように映像コンテンツを問題なく再生できました

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iPadでもご覧のように問題なく映像を再生できます。

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やはりここは紙ありきの企画ではなくて、電子版を起点とした企画で何か成功事例を生み出していくことが求められているのだろうな…と思った今日この頃です。

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