Paypalのmicropayments pricingを実際に登録してみたよ!
現在の仕事の取り組みの一環として電子書籍の企画と制作実務のお手伝いだけではなく、何かしらサイトで販売の流れを提供することも必須要項だったりして、その一例として先日もちらっとPaypalと組み合わせて使用するダウンロード販売の仕組の紹介をさせていただきました。
米国でも電子書籍については書籍販売市場において順調に数字を伸ばしているとメディアパブさんのほうでも伝えておられますが、オンラインで電子書籍のファイルを売買するとして、そこはやはり少額決済の部類に入りますから、クレジット決済などで差し引かれる決済手数料は小さいに超したことはないですよね。
著者の方が自身のサイトで電子書籍の販売をされるなら我々としては迷わずPaypalをお勧めしていた訳ですが、ここ数日でもうやっぱPaypalしかないでしょう!という出来事がありました。
ブックマークが1200以上もついているのでかなり多くの方がご存じとは思いますが、それはPaypalがmicropayments pricing というシステムを取り入れたというもので、単価2,357円までの決済であれば、このMicropaymentサービスを使うと手数料が下がるという情報。ご覧のように電子書籍で取り扱われる価格帯として多いと思われる金額について生じる差額の例示をしてみたいと思います。
資金の受領 | レート | 電子書籍の販売価格 | |||||
100 | 200 | 300 | 400 | 500 | 600 | ||
Micropayment | 5.0% + ¥7 JPY | 12 | 17 | 22 | 27 | 32 | 37 |
月間販売の受取り総額30万までの場合の取引あたりの手数料 | 3.6% + ¥40 JPY | 44 | 47 | 51 | 54 | 58 | 62 |
差額 | 32 | 30 | 29 | 27 | 26 | 25 |
詳細についてはこちら朝山貴生さんのブログをご覧いただければと思いますが、
実務担当の私としては、自分のお客さんに説明・解説するために、早速自身のアカウントをmicropayments pricingに対応させる実験をしてみました。
まずはサイト(https://micropayments.paypal-labs.com/)に接続してサインアップ
手続き自体は何ら難しいことはなく、こちらのページで国を選択
ログインをしてボタンを押すだけ。
ただこちらのページGoogle Chromeでちゃんと動作しないので登録ページに遷移できませんから、micropaymentsに申し込みならIEかFFで接続しましょう。
登録手続きから、半日程度経過すると「PayPal micropayments pricing request completed」というメールが届いて
Thanks for applying for micropayment pricing. We’ve finished processing your request and have changed your pricing to the micropayment rate. The new pricing will be applied to any payments you receive, regardless of the transaction size.
こんなお知らせが届きます。
手続きはこんな簡単ですから、Paypalを利用してご自身の著書をオンラインで販売したいという方は是非利用されてみてはいかがでしょうか?
こちらのサービス注意点としては、Paypalのアカウント全体にこの料率が適用されるとのことなので、2,357円以上の商品も扱っている…という方の場合には、別アカでmicropaymentsを利用したほうが良いケースもあるようです。
わたしも自分で実験した上で、早速実案件でもmicropaymentsをお客様に提案、どんどん利用促進していきたいと思います。
佐々木 康彦 Twitterアカウントはこちら。 http://twitter.com/yasusasaki
企業HP制作、電子書籍ビジネスについてのご相談はこちら。 http://www.cmpunch.com